2013年12月9日月曜日

教科書採択に関する請願

本日、宮城県教委に「教科書採択に関する請願」を提出しました。

10月30日の宮城県本会議で、大変残念ながら
「新しい歴史教科書を作る会宮城県支部」からの請願が
可決採択されてしまいました。
中学校の歴史・公民教科書の採択に関して、
県教委は教科書に評価をつけて採択の資料にせよ、というもの。

教科書検定を通った教科書に対して、市町村教委に採択の権限があるのに、
県教委が評価をつけるということがそもそもおかしいことです。
また、政治的に教育内容に介入すること自体、法律違反です。
それなのに、採択してしまった宮城県。
仙台弁護士会も採択しないよう要請書を出していたのに。
国も同じ方向に動くような動向がありますが、
それを先取りする形をとってしまい、大変恥ずかしいことです。

そこで宮教組は、以下の3点について、請願しました。
1、県教育委員会は、公正・中立の立場で
  教科書採択の資料を作成すること。
2、県教育委員会は、文科省検定済みの教科書に対して
 
  「比較段階評価資料」の作成は行わず、これまで通り
  記述のわかりやすさなどの文章で示し、優劣をつけないこと。
3、教科書の採択に当たっては、ILO・ユネスコの
  「教員の地位に関する勧告」に則り、各市町村教育委員会に対して、
  学校現場の教員の意見を反映させる制度を維持するよう働きかけること















義務教育課に提出に行くと、課長も対応に参加しました。
そして、文教警察委員会で審議されているときから、
教育委員長はずっと、「そのような優劣はつけない」と答弁していて、
その意向に変わりはない、と述べました。
このまま、作る会の動きに負けないように、
県教委にエールを送りたいです。



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