本日午後、フォレスト仙台にて、「教科書問題を考える県民のつどい」が
行われ、60名近くの方々が参加しました。
第1部は、宮教大名誉教授の中森孜郎さんから、
「教育における教科書の役割」と題して講演をいただきました。
日本の教育年表や、新旧教育基本法の違いなどを通して、
教科書のあるべき役割について分かりやすくお話していただきました。
「子どもは生まれた時から、生きる主権者・成長の主権者であり、
そのために教育を求めるのであって、教育を押し付けるものではない」
「教師は、子どもと教科書を出会わせる役割をしなければならない。
感動的な出会いができるように創意工夫していかなければならない」
という言葉が心に響きました。
改めて、教師という仕事の責任とやりがいの大きさを実感させられました。
第2部の前半は、宮教組の歴史教科書検討委員会の報告。
委員長の大木さんから、育鵬社版教科書の問題点について報告し、
宮教組副執行委員長の高橋さんから、教科書採択までの
経過について報告しました。
市民の皆さんに多数教科書展示会に足を運んでいただいたおかげで
市町村立中学校では、育鵬社の採択を免れたことに感謝しました。
後半は、各界からの発言で、議員さんや弁護士さん、市民団体など、
いろいろな立場からこれからの取り組み・決意などを話していただきました。
実した内容のつどいになりました。
呼びかけ団体を増やして、今度も取り組みを続けていく予定です。
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