2013年3月15日金曜日

憲法を守ろう!の思いを行動に、行動を成果に!

3.14の統一行動、塩竈春闘共闘会議も多賀城文化センターで
「憲法学習会&春闘交流集会」を行いました。

憲法学習会では、一番町法律事務所の小野寺義象弁護士が、
「自民党の憲法改正の狙いは?」と題して
対照表を用いながらお話をしてくださいました。













前文から、平和的生存権が削除されていること、
天皇を「元首」として憲法尊重擁護義務を新設し
天皇は擁護の義務対象から外していること、
第二章を「戦争の放棄」から「安全保障」に変え
九条に追加てし「自衛権の発動を妨げるものではない」としていること、
九条の2項を新設して「国防軍」を作り
集団的自衛権を発動できるようにしていること、
国や自治体の信教の自由について
社会的儀礼や習俗的行為の範囲を超えないものは認めて
靖国神社参拝などをやりやすくしようとしていること、
などなど・・・
まるで大日本帝国憲法に逆戻りするかのような、
いえ、それ以上にきな臭い内容になっています。
聞けば聞くほど、国民をないがしろにしていること、
戦争をやりやすい国にしようとしていることに
怒りがわいてきます。














さらに怖いのは、「国家安全保障基本法案」を
議員立法で通そうとしていることです。
改憲まで進まなくても、集団的自衛権を発動できるようにすること、
そのために、「教育や科学技術、建設、運輸、通信などの分野も
安全保障上必要な配慮を払わなければならない」として、
軍事的要素をねじ込もうとしていることが大変恐ろしいことです。
こちらにも注意していかなければなりません!

この夏の参議院議員選挙でまた自民党が勝ち
ねじれ国会が解消すると、この改憲や法案の動きはさらに加速します。
憲法を守るためにも、「その思いをまず行動に、行動を成果に」
と、小野寺弁護士は最後に提起し、会場の参加者は
「憲法を守るぞ!」という思いを改めて強く持つことができました。


第2部は、春闘交流会。
生協労組、医労連、あゆみ保育所、東光タクシー、
ソニー労組から、春闘の成果や課題などが報告されました。
我が宮教組からも、利府地区議長の曽根さんが
退職手当金削減、現給保障削減が決定されてしまい、
次に来る地方公務員の賃金削減を許さない闘いを頑張りたい、
と報告しました。



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