2014年3月14日金曜日

心と体の学習会~北沢杏子さん

今日14日、仙台支部主催で北沢杏子さんを講師に
学習会がありました。

前半は、七生養護学校の「性教育裁判」の経過について
お話ししてくださいました。














最高裁では「発達段階に応じた教育である」と
勝訴したものの、没収された多数の教材は未だ戻らず、
当時性教育を実施した校長はじめ教員は
処分や転勤を余儀なくされ、もう実践は行われていないそうです。
性教育そのものについてもバッシングを受け、
大変な思いをされたようです。
後で分かったことですが、性教育を通して
男女平等についても学ばせていることに対して
阻止しようという動きがあったようなのです。
「憲法改悪や教育再生、労働法制改悪などと
根本でつながっている」と参加者は愕然としました。














後半は、事前に寄せられた先生への質問の回答を中心に、
これまで取り組んでいらっしゃった実践を
教材も紹介しながらお話ししてくださいました。
北沢さんは、「性教育は人権教育」という立場で
その場・その人の状況や要望に合わせた内容で講演活動を続けていらっしゃいます。
「誰もが不本意な思いをせずに暮らせる社会にしなければならない」
と言う言葉がとても心に響きました。
本来なら、政府がそういう政策をしなければならないはずなのに・・・。
今まで漠然と意義のあること、と考えていた性教育が
「命を大切にする本当に大事な学び」と改めて気づかされました。

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