2014年3月9日日曜日

大震災と学校・教育を考えるつどい

今日9日、2月9日に行うはずだった震災のつどいを
実施することができました。
通信票で忙しい時期だったので教員は少なめでしたが、
全部で90名ほどの参加者がありました。

第1部は、報告「大震災と宮城の小中学校」。
まず、北部沿岸・石巻・仙台・南部沿岸から1人ずつ
学校の被害と避難の状況、現在の課題を発表してもらいました。





















































学校によって被害も避難の状況も違いましたが、
今、家庭の経済状態などの格差が大きくなっていること、
落ち着かない児童が増えていることなどは共通していました。

次に、大津波の被害状況について、
宮教大非常勤講師の千葉保夫先生と
東北福祉大の数見隆生先生から、
放射能の問題について仙南支部の先生から報告してもらいました。



























千葉先生の報告は、亡くなった児童生徒一人一人の状況と、
それを集計したことから見えてきた教訓についてでした。
子どもを引き取った後に、自宅に戻ったり、
海に近い方向へ向かったりした親子が津波の犠牲になっていました。
引き渡しはしないことが原則であると強調されました。
物を取りに戻って犠牲になった方も多く、「物より命」で
早急に高台に逃げることが大事、と強く訴えられました。

第2部は、シンポジウム。
瀬成田書記長がコーディネーターになり、
小学校教員・中学校教員・南三陸町議・元高教組委員長から
それぞれが地域の力を借りながら取り組んできたことを
発表していただきました。特に、文化的な取り組みの発表が
大変感動をよぶものでした。
会場からの意見も聞きながら、これからの課題などについて
まとめまて終了しました。


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