2014年3月4日火曜日

病気休暇の通算規定「改正」に係る要請書提出

宮城県では、病気休暇の通算規定に関して、
1回目の病休後30日を経過すれば、
2回目の時にリセットされる規定になっています。
県はその30日という期間を改正し、期間を長くするよう、
人事委員会に申し入れるというのです。

そこで、宮教組・高教組で、本日、県教委に
「改正」に係る要請書を提出しました。
要請事項は以下の通りです。
1、病気休暇の通算規定「改正」について、
 人事委員会へ意見具申を行わないこと
2、病休の原因となっている、長時間過密労働を
 解消するための具体的施策を行うこと
3、教職員が休みやすい環境を作るよう、管理職を強く指導すること
4、病休からの「職場復帰訓練プログラム」が病休者の職場復帰を
 支援するプログラムとして機能するよう、最大限の配慮を行うこと
5、両教組との多忙解消のための労使協議を、年間を通して行うこと















震災から3年目のこの時期、教職員の精神的負担も大きい中、
労働条件整備もしないで、どうして病休の規定を厳しくするのか、と
両教組は鋭く切り込みました。
教職員課長は、「本来長期でしっかり病気療養してほしいところを
制度的なことから無理して短期になっている職員もいる。
じっくり休んでほしいという意味で改正の必要を考えている。」とのこと。
しかし、他県で実際期間を長くして改善できたところが
あるのかどうかの情報も収集していませんでした。

現制度下でも、課長の言ったことができるのではないか、と切り込みましたが、
人事委員会へ意見を具申する予定は変えない、との回答でした。
そして、どのくらい期間を長くするのか?と聞いたところ、
「180日以内と考えているが、判断は人事委員会がすること」でした。
両教組は、賛同できないと伝え、現場復帰しやすい職場環境づくり、
現場を励ますような通知の仕方、マネジメント・支援チームの検証を要求し、
特に、多忙解消のための年3回以上の話し合いをぜひ進めてほしい、
と最後に強く要求しました。



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