宮城県では、病気休暇の通算規定に関して、
1回目の病休後30日を経過すれば、
2回目の時にリセットされる規定になっています。
県はその30日という期間を改正し、期間を長くするよう、
人事委員会に申し入れるというのです。
そこで、宮教組・高教組で、本日、県教委に
「改正」に係る要請書を提出しました。
要請事項は以下の通りです。
1、病気休暇の通算規定「改正」について、
人事委員会へ意見具申を行わないこと
2、病休の原因となっている、長時間過密労働を
解消するための具体的施策を行うこと
3、教職員が休みやすい環境を作るよう、管理職を強く指導すること
4、病休からの「職場復帰訓練プログラム」が病休者の職場復帰を
支援するプログラムとして機能するよう、最大限の配慮を行うこと
5、両教組との多忙解消のための労使協議を、年間を通して行うこと
震災から3年目のこの時期、教職員の精神的負担も大きい中、
労働条件整備もしないで、どうして病休の規定を厳しくするのか、と
両教組は鋭く切り込みました。
教職員課長は、「本来長期でしっかり病気療養してほしいところを
制度的なことから無理して短期になっている職員もいる。
じっくり休んでほしいという意味で改正の必要を考えている。」とのこと。
しかし、他県で実際期間を長くして改善できたところが
あるのかどうかの情報も収集していませんでした。
現制度下でも、課長の言ったことができるのではないか、と切り込みましたが、
人事委員会へ意見を具申する予定は変えない、との回答でした。
そして、どのくらい期間を長くするのか?と聞いたところ、
「180日以内と考えているが、判断は人事委員会がすること」でした。
両教組は、賛同できないと伝え、現場復帰しやすい職場環境づくり、
現場を励ますような通知の仕方、マネジメント・支援チームの検証を要求し、
特に、多忙解消のための年3回以上の話し合いをぜひ進めてほしい、
と最後に強く要求しました。
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