2013年3月28日木曜日

宮城はひどい! 母親の願い虚しく

第52回宮城県母親大会実行委員会が、
大会で決議したことを元に要請書を作成し、
県知事と教育長に届けて交渉を求めていましたが、
28日やっと交渉の場が実現しました。

しかし、県知事の代わりに副知事(しかもあいさつだけ)、
教育長の代わりに課長が話を聞くということで、
その段階で参加者は大変失望しました。
必ず知事や教育長に漏らさず伝えて欲しいと、
参加者から切実な訴えが出されました。

知事交渉では、まず若い母親から、
乳幼児医療費助成制度の拡充が訴えられました。
宮城は助成が2歳までと、国内でも最低レベルなのです。














次に、仮設住宅に住む女性からは、被災地の医療費免除が
3月で打ち切られることへの不安が切実に述べられました。
岩手や福島では免除期間が延長されたのに、
なぜ宮城ではできないのでしょうか?













どちらも、命にかかわる大事なことなのに、
県政は県民の方を向いていないことが分かる実態です。

教育長の交渉では、宮教組も児童や教員のメンタルケアや
教職員の多忙についての訴えをしました。
未来を担う子どもたちをしっかり育てるためには
教員も生き生きと働くことが必要、そのためにも
教育にも予算を増やしてほしいものです。














給食の放射線量測定についても問いただしました。
低線量被ばくの心配を訴えても、
基準値以下であれば何も心配はない、という姿勢で、
参加者からは怒りの声が上がりました。

県の姿勢に疑問の残る交渉でしたが、
あきらめずに続けて訴えていくことが大事であると確認しました。






2013年3月27日水曜日

春休み引っ越しボランティア

この春、県内ではいくつかの学校が統合されたり、
被災校が校舎の移動をしたりなど、
引っ越し作業が必要な学校があります。
宮教組で呼びかけて、引っ越しの手伝いボランティアをしています。

この前の日曜日には、荒浜小学校が修理の済んだ元の校舎に戻るので、
間借り先の逢隈小学校から引越しをしました。
たくさんのボランティアが集まり、短時間で終了したようです。

今日は、荒浜小学校が使っていた教室に
逢隈小学校の机や椅子などを移動するためのお手伝い。
宮教組からは少なかったのですが、
地域の方やPTAの方がたくさん集まり、
2時間の予定が1時間であっという間に終わってしまいました。
少し仕事をしただけでたくさんお礼を言われ、
何だか申し訳ない感じでした。
参加した皆さん、お疲れ様でした!









2013年3月21日木曜日

全教・教組共闘から 震災孤児へ支援金

今日、全教副委員長の長尾さんが来仙し、
宮城県保健福祉課子育て支援課に支援金を
届けるということで、立ち合いました。

宮城の震災孤児(両親が死亡)は135人、
震災遺児(片親が死亡)は902人だそうで、
その子どもたちが22歳になるまで
育英基金が支給されるそうです。
その基金の1部に充ててほしい、ということでの
全教と教組共闘からの支援金のお届けでした。
本当にありがとうございました!



















基金にはすでに多額の募金が届けられているそうですが、
子どもたちのためにいくらあっても助かります、ということでした。
これからもみなさんの温かい支援をお願いします。

2013年3月15日金曜日

16日の行事のお知らせ

明日16日、2つの大きな行事がありますので
どちらかに参加してみましょう!

1つは、東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター主催の
2周年企画「あらためて今 ふるさとみやぎの 復興を考える」
13時から、国際センター。
























もう一つは、女川原発の再稼働を許さない!2013みやぎアクション主催の
「福島原発事故をわすれない 女川原発再稼働を許さない!
3.16 みやぎアクション」 14:00 錦町公園 18:00 市民会館。











 

憲法を守ろう!の思いを行動に、行動を成果に!

3.14の統一行動、塩竈春闘共闘会議も多賀城文化センターで
「憲法学習会&春闘交流集会」を行いました。

憲法学習会では、一番町法律事務所の小野寺義象弁護士が、
「自民党の憲法改正の狙いは?」と題して
対照表を用いながらお話をしてくださいました。













前文から、平和的生存権が削除されていること、
天皇を「元首」として憲法尊重擁護義務を新設し
天皇は擁護の義務対象から外していること、
第二章を「戦争の放棄」から「安全保障」に変え
九条に追加てし「自衛権の発動を妨げるものではない」としていること、
九条の2項を新設して「国防軍」を作り
集団的自衛権を発動できるようにしていること、
国や自治体の信教の自由について
社会的儀礼や習俗的行為の範囲を超えないものは認めて
靖国神社参拝などをやりやすくしようとしていること、
などなど・・・
まるで大日本帝国憲法に逆戻りするかのような、
いえ、それ以上にきな臭い内容になっています。
聞けば聞くほど、国民をないがしろにしていること、
戦争をやりやすい国にしようとしていることに
怒りがわいてきます。














さらに怖いのは、「国家安全保障基本法案」を
議員立法で通そうとしていることです。
改憲まで進まなくても、集団的自衛権を発動できるようにすること、
そのために、「教育や科学技術、建設、運輸、通信などの分野も
安全保障上必要な配慮を払わなければならない」として、
軍事的要素をねじ込もうとしていることが大変恐ろしいことです。
こちらにも注意していかなければなりません!

この夏の参議院議員選挙でまた自民党が勝ち
ねじれ国会が解消すると、この改憲や法案の動きはさらに加速します。
憲法を守るためにも、「その思いをまず行動に、行動を成果に」
と、小野寺弁護士は最後に提起し、会場の参加者は
「憲法を守るぞ!」という思いを改めて強く持つことができました。


第2部は、春闘交流会。
生協労組、医労連、あゆみ保育所、東光タクシー、
ソニー労組から、春闘の成果や課題などが報告されました。
我が宮教組からも、利府地区議長の曽根さんが
退職手当金削減、現給保障削減が決定されてしまい、
次に来る地方公務員の賃金削減を許さない闘いを頑張りたい、
と報告しました。



2013年3月14日木曜日

高校入試110番 開設中

昨日、高校入試後期選抜合格者の発表がありました。

新聞の発表では約80%の生徒が合格したようです。
残念ながら合格できなかった20%の人たち、
どんな思いで過ごしているのでしょうか?

2次募集のことや今後の入学手続きのことなど、
悩んだり不安なことがあるときは、迷わず電話をしてください。

高校入試110番を、今日・明日、開設しています。

022-718-8363

FAXでも受け付けています。
022-274-2130

時間は、10:00~17:30です。
お待ちしています。

2013年3月13日水曜日

怒! 自民党は放射線対策を考えていない!

「被災地のすべての子どもたちに行き届いた教育を求める請願署名」、
3月1日に国会に提出してきたとのお知らせをしましたが、
その時紹介議員として署名を受け取った自民党の伊藤議員から
「民主教育をすすめる宮城の会」に断りの連絡が入ったというのです!

理由は、「国及び東電の責任で、各学校への放射線量測定器の配布、
放射線量の測定の継続と汚染状況重点調査地域及び
それ以外の放射線量の高い場所の除染を進め、
年間被ばく線量1ミリシーベルト未満を実現すること」
という内容が、自民党として認められない、ということ。
特に、1ミリシーベルトが引っ掛かると。

宮城の会の賀屋代表が調べてみると、
自民党は放射線対策をはっきり示していないそうです。
安全が確認されれば原発を再稼働させる、と安倍総理が言った通り、
福島から避難している人たちのことや
線量が高くて不安な毎日を送っている人たちのことを
全く考えていないのです。
しかも、1ミリシーベルトだけにこだわって、
他にも請願していることをすべて断るのですから、
被災地の教育を支援する気持ちが全くない、
ということも分かりました。
これは本当に許せないことです!
国民の安全は、手厚い教育の支援は、
2の次3の次なのですね!
怒り心頭です。

2013年3月11日月曜日

3・11の宮教組

今日は、メモリアル街宣で女川原発再稼働反対の署名に
他の団体と一緒に取り組みました。














風が強く寒い日でしたが、50名近くが参加しました。
終わってみると、何と約530筆も集まりました!
これまで8万筆が集まり、今後10万筆を目指していますが、
大きく1歩前進した思いです。


その後、すぐに県庁へ。
今年度実施した管理職点検・ハラスメント点検の結果から
要請書を作成し、県教委に届けに行ったのです。
7割の校長、8割の教頭は問題なく良い管理職が多いのですが、
残念ながらそうでない実態があることを伝え、
管理職の選考では、
1,子どもと教育のことを教職員や父母とともに真摯に語り合う教育者
2,学校の主体性を尊重し、教育条件・労働条件の改善を行政に求める責任者
3,教職員を励まし、子ども・父母・地域の信頼に応え得る学校の責任者
という基準を加えてほしい、と要請しました。
そして、実際に現場から報告された酷い例を伝えてきました。
現場の先生方がのびのびと仕事ができ
力を発揮できる職場作りをしてほしいものですね。
県教委の指導を期待しています。

3・10 原発ゼロ集会

3月9日・10日の東京での原発ゼロ集会に
宮教組からもそれぞれ4名ずつ参加してきました。

10日は、委員長も集会に参加。様子を撮影してくれました。




























福島のことを、ふるさとへ帰れない人たちのことを考えたら、
どうして原発再稼働という考えができるのか理解できません。
ここに、同じような思いでいる方がたくさんいることは
本当に心強く感じます。
あきらめずに、原発ゼロを訴えていきましょう!








 

 

9日の行事 2つ

震災2年目のいろいろな行事が続いています。

9日の午後は、2つの行事に分かれて参加しました。

1つは、「大震災 公務労働者の果たした役割を考えるシンポジウム」。
宮教組から、女川二小の佐藤先生がパネラーとして参加。
教職員や学校が果たした役割について述べました。














100名以上の参加者で、公務労働者が復旧を支えたことを
確認し合えました。
















もう1つは、「福島第1原発事故から2年を経て」の講演会。
福島市のわたり病院 斎藤 紀医師のお話を聞きました。
抱負なデータを示しながら、福島の避難の現状や放射線量のこと、
チャルノブイリの事故後の被爆の実態など、
分かりやすく話していただきました。













参加者は、こちらも110名を超しました。
やはり、放射線のことをきちんと知りたい方は多いですね。



2013年3月8日金曜日

全教職員配布 宮教組新聞 春号をお届けしています

今年度、4回目となる全教職員配布の新聞ができ、
昨日各分会に発送をしました。
今回は、1名分会にも発送をしています。
よろしくお願いします。

そして、0分会(組合員がいない学校)を中心に、
今日からお届けも始めました。

新聞だけでなく、小学校には「こうすればできます
子どもと向き合う時間」の討議資料を全教職員分と、
参考として、中学校の討議資料
「部活動について話し合いましょう」も1部届けています。

中学校には昨日出来上がった、
「部活動アンケート調査報告書」の冊子と、
参考として小学校の討議資料を1部届けています。

そして、賃金削減反対の署名用紙もお願いしてきました。
先生方のご協力、よろしくお願いします!

4回目のお届けなので顔見知りになった校長先生や教頭先生も多く、
退職手当のことや被災地のことなどでしばらくお話したりしました。

中学校は明日卒業式という地区が多く、
先生方にはなかなかお会いできませんでした。
明日無事に卒業式が挙行されますように。



2013年3月7日木曜日

金曜日は加入呼びかけをしよう!

2月23日の第301回中央委員会で提案した
当面の重点課題の第1番目が、「組合拡大」でした。

高橋委員長が提起したのが「金拡!」
つまり、「金曜日は拡大を目指して、対話をしよう!」
ということです。

明日がその金曜日。
中学校は卒業式が間近なので、
8日は特に小学校の分会で声掛けをしましょう!

まずは思い切って同僚や友人に
「組合についてどう思いますか?」
「組合に入りませんか?」
と、声をかけてみましょう。
1度も誘われたことがない方もいっぱいいるはず。

「金拡」で宮教組を大きくしていきましょう!

2013年3月4日月曜日

行き届いた教育を求める署名 国会提出

「民主教育をすすめる宮城の会」がとりくんできた
「被災地のすべての子どもたちに行き届いた教育をももとめる請願署名」。
3月1日に国会に提出するため、斉田執行委員が同行してきました。

宮教組集約分は、220分会から送られてきたものと
生協など店舗前署名行動で集めたものを合わせて約1万筆。
それに学校やPTA、生協労組などの他団体から送られれてきた分
と合わせて、全部で29418筆が集まりました。
昨年より6000筆多いという、うれしい成果です。

1日は、全国の「行き届いた教育を求める署名」一斉提出行動で、
ダンボール箱でこんなに集まりました。
宮城の分は、右端の2箱ですね。














宮城の会の賀屋代表が宮城選出の衆議院議員 
郡和子さんに提出しました。
3万筆の重さをしっかり受け止めてほしいですね。

2013年3月3日日曜日

「東日本大震災 教職員が語る 子ども・いのち・未来」執筆者に感謝するつどい

2日、フォレストで「執筆者に感謝するつどい」が行われました。













本の出版を担当してくださった明石書店の森本さんも
東京から駆けつけて参加してくださいました。













他に、本の前身となった「教職員が綴る東日本大震災 1集・2集」
の製本を担当した、きた出版の北村さん、
編集の中心になって活躍された、千葉先生など
来賓の方々にも挨拶をしていただきました。
教育文化研究センターの春日先生からは、
この本をこれからどう活かしていくかが重要である、
千葉先生からは文集の3集・4集をぜひ編集したい、
という提起も出されました。

その後、原稿を寄せてくださった執筆者全員から
一言ずつスピーチをしていただきました。
我が子の安否確認もできないまま避難所運営に奮闘したこと、
家族が犠牲になりなかなか筆を執れなかったこと、
異動が予定通り行われることに憤りを感じ何度も
事務所や地教委・県教委に直訴に行ったこと、
など、あの日のことやその後のことなどが思い思いに語られました。

どのお話を聞いても、この震災を忘れさせてはいけない、
いろいろな機会を生かして語り続けなければ、
そのためにも、貴重な記録となったこの本を
もっと広めていかなければならない、と
覚悟をあらたにしました。
参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました。