2013年10月26日土曜日

みやぎ教育のつどい プレ企画

今日は、11月9・10日にフォレスト仙台で行われる
「みやぎ教育のつどい」の実行委員会が午前中に、
プレ企画の講演会が午後に行われました。

講演会は、一橋大学名誉教授の久冨善之さんに
「どうなる、どうする、日本の教育ー現状、課題と方向性ー」
と題してお話していただきました。
久冨さんは、安倍首相の著書「新しい国へ」を読み直し
安倍内閣のねらう「戦争ができる国づくり」と
「反省のない教育政策」に対して鋭く批判をされました。














そして、公立学校教員の病休者増加のグラフや
東京都の人事考課制度に対するアンケート調査結果、
高校生の自己評価国別比較、教育予算比較のグラフなど、
具体的なデータを示しながら、詳しく問題点や課題を示しました。

最後は、子ども・親・教職員の願いと努力の実現のために、
「危機を希望に」変え、学校を「民主主義の広場」にして、
困難・苦悩に陥っている人々へ「共有・共感」を広げていこう、
と訴えられました。
今回のお話を受けて、11月のつどい本番では、各分科会で
めざすべき教育について議論を深められることと思います。

2013年10月25日金曜日

教育のつどい プレ企画に参加しよう!

学力テストの結果公表を望む県知事が増えている・・・
英語は小学校3年生から、5・6年の英語は正式な教科に・・・

日本の教育はどうなってしまうのだろうと
心配要因ばかりが増している昨今。
現状はどうなのか、課題は何かを学ぶ必要があると、
「みやぎ教育のつどい」実行委員会がプレ企画を行います。

明日、26日の13:30から、フォレストで行います。
どなたでも参加できますので、誘い合っておいでください。
クリックすると大きく見られます。

2013年10月23日水曜日

仙台市教委交渉

昨日22日、仙台市教育委員会との交渉が行われました。
市教委からは、課長クラス以上の方が30名も参加。















仙台支部の交渉団は、拡大資料や実物を持ち込んで
具体的なデータをもとに、教育予算の増額や
勤務条件の改善などについて訴えました。















その中で、成果のあったことは、学校日誌の電子化です。
ずっと以前から、多忙解消の具体的手立てとして要求してきましたが、
やっと来年度実施する、という返答をもらいました。
他には、転落防止ストッパーの取り外し状況を確認して進めること、
就学援助を受けている児童生徒の修学旅行経費の建て替え問題で
業者に支払いを待ってもらうよう校長に指導すること、
などを約束してもらいました。
検診器具の滅菌については前向きに検討してもらえそうでした。















参加したみなさん、お疲れ様でした!

2013年10月22日火曜日

2つの記者会見 歴史教科書問題&みやぎ教育のつどい

今日、午前中に教科書問題の記者会見、
午後にはみやぎ教育のつどいの記者会見が行われました。

教科書問題とは、21日に県議会文教警察委員会で
中学校歴史・公民教科書の採択に関して、
「新しい歴史教科書をつくる会宮城県支部」から提出された
「教育委員会の指導強化を求める請願」が採択されてしまった件です。













非常に問題のある請願で、委員会の討論では
現在使われている教科書を自虐史観だと批判したり、
従軍慰安婦や南京大虐殺の話にもふれたひどい発言がありました。
6月22日に緊急集会も開き、各会派に申し入れをしながら
なんとか請願の採択を食い止めようとしましたが、
わずか1票差で採択が決定されてしまったのです。
そこで、緊急集会の主催者から、緊急声明を出しての記者会見となったのです。
詳しくは、声明文を読んでみてください。クリックすると大きくなります。























本会議でどう扱われるのか、今後も心配な状況です。
中学校社会科の先生方には、ぜひ知ってほしい問題です。


午後からは、11月9日・10日に行われる
「みやぎ教育のつどい」のPR記者会見でした。
宮教組執行委員でつどい事務局長の斉田さんが
熊谷達也さんの記念講演や10月26日のプレ企画、
分科会の内容について説明しました。
特に、9日の記念講演やテーマ別分科会に
たくさんの市民の方々に参加してほしいので
広く宣伝をしてほしい、と記者の方々に要請しました。
震災後3年目の現状や、不登校問題、学力テストの結果など
いろいろな立場の方と意見交換ができる場があることをアピールしました。

2013年10月19日土曜日

仙台支部 秋の教育講座

今日の午後、フォレストで仙台支部の教育講座が行われました。
講師は、北九州市の小学校教員、菊池省三さん。
NHKのプロフェッショナルで取り上げられたこともあり、
未組の若い先生方も多数参加しています。















菊池先生は、「ことば」を大切にしていて、
教室でも話し合いやディベートなどにたくさん取り組ませています。
「ことばで教室を調える」と表現されていました。














「ほめ言葉のシャワー」で友だちのいいところを見つけあい
「成長ノート」で自分自身をみつめて高めていく、
小学生にもしっかり表現する力をつけていることが
実践報告からもよくわかりました。
後半は、ふだん取り組まれているワークショップを実施。
今までにない視点からの講座で、先生方もたくさん学んだと思います。

2013年10月17日木曜日

石巻・迫支部 教育研究集会


石巻支部の「教育研究集会」は10月4日に、
迫支部は10月5日に行いました。

今年の支部教研は、都留文科大学の非常勤講師である
山﨑隆夫先生をお呼びして、「みんな悩んで教師になる」
という講演題でお話してもらいました。

山﨑先生の講演の中に、「指導案の枠をはみ出すのが子ども」
「子どもは教師の教育観・子ども観からはみ出す力がある」
というお話があり、子どもがもつ無限の可能性を信じて
教育に携わっていかなければならないと
改めて感じることができました。

子どもたちと楽しくできる歌遊びも教えてもらい、
楽しい雰囲気の中で学ぶことができました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(ずいぶん前に、内海執行委員から報告がありましたが
UPが遅れました。すみません!)
 

2013年10月15日火曜日

全国女性教職員学習交流集会 2日目

2日目の13日は、2つの基礎講座と
4つの分科会が開かれました。

基礎講座の1つ、尚絅学院大学教授・岩倉政城先生の
「他者とつながろうとする心の核はどこから生まれるのだろう」に
197名が参加しました。体罰問題や
放射能問題にも触れていただきました。














2つ目。佐藤由紀子弁護士の「女性も男性もいきいきと
働き続けられる職場を」には66名が参加。
ブラック企業の実態など、数値を示しながらのお話でした。














第1分科会は特別支援教育で、50名が参加。














第2分科会はしゃべり場(女性部活動)で39名の参加。













第3分科会は、ジェンダーで19名の参加。














第4分科会は学校づくりで30名の参加。
我らが高橋達郎委員長も、リード発言で活躍しました。













どの分科会も、基調報告、リード発言、討論などで
充実した学びが進められました。

2日間の基本日程はこれで終了し、
この後、南三陸町・福島[1泊)、仙台荒浜・閖上(日帰り)の
オプショナルツアーが出発しました。

参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

2013年10月13日日曜日

全国女性教職員学習交流集会 夕食交流会

12日の夜には、盛大に夕食交流会が行われました。
500人近くの参加者なので、この状況です。
一部屋に入りきれず、宮城の半分は別室になってしまいました。














最初に登場したのは、宮城高教組の先生方による
ユニット「イブクロ」(間違いではありません!本当にこういう名前)。














その後は、ブロックごとに出し物を披露しました。
主催地宮城は、東北ブロックとは別に出し物をしました。
まずはスギちゃん(過ぎちゃん)の登場。














続いて、「潮騒のメモリーズ」が登場。 拍手喝采でした!



全国女性教職員学習交流集会 1日目

1日目のメインは、記念講演です。
フォトジャーナリストの森住卓さんが、
福島第一原発の取材を通して分かったことを
画像とともに紹介してくださいました。













会場に集まった400名近くの参加者は、
あまりにも知らされていない事実の多さに愕然としていました。
そして、自分たちでできることに取り組みたいと
思いを新たにした人が多かったようです。














その後、現地実行委員会が中心になって、
構成劇と合唱「被災地の今とこれからをつづる」の発表。
美しい合唱とスライド画像、語りで被災地の様子を伝えました。
会場の参加者の中には、涙をぬぐう様子がたくさん見られました。
これまで時間をかけて練習してきた成果が発揮され、
会場からたくさんの拍手をいただきました!
皆さん、お疲れ様。


2013年10月12日土曜日

全国女性教職員学習交流集会 オープニング

今日12日から、秋保温泉ニュー水戸屋で、
全国女性教職員学習交流集会が始まりました。
現地実行委員会は、昨年から準備を進めてきました。
全国からの参加者約350名、宮城から約150名、
計500名の大きな学習会です。

オープニングは、文化行事として、
古川民俗芸能の会の皆さんの和太鼓の演奏、
そして、すずめ踊りサークル「ずんだ」の皆さんの踊りです。
この後は、開会行事と記念講演会です。


2013年10月11日金曜日

人事交渉

今日10時から県庁にて、
「人事異動等勤務条件に関する交渉」が行われました。

人事異動については、「本人の納得と合意を得て」ということを確認しました。
「100%という訳にはいかない。必要人事もあるので理解を。」と
繰り返すので、「希望通りいかないときにも、きちんと説明をし
それで納得できればいいので、『原則』納得と合意で」と
こちらも粘り強く要求しました。

被災地や統合校からの、「心のケアのためにも人がほしい、
加配の継続を国に要求してほしい」という現地の声も届けました。
臨時教職員の採用試験での経験者への配慮や
B採用者の途中採用のことも訴えました。

再任用問題では、頑なに「フルタイム採用が原則」という回答なので、
「我々にとっては勤務条件。ぜひ交渉の場を設定してほしい」と
要求しました。人事専門監は回答できる立場ではないとの返答なので
今後県教委交渉などでも要求していきます。





2013年10月8日火曜日

臨時中央委員会

3日(木)、7時から臨時中央委員会が開かれました。
中心となった議題は、県知事選の候補者推薦についてです。

宮教組は、この間、2人の県知事候補者に公開質問状を提出し、
佐藤候補からの回答をもらいました。
村井現知事からも回答があり次第、対比表を広く広報する予定です。

これまでの村井県政のあり方を検証すると、
宮教組の定期大会決定方針とは相反した、
被災者・県民泣かせの、中央政権や大企業に目を向けた
目に余る県政に、大きな怒りを禁じえません。
県政を変えなければ、私たち教職員の置かれた厳しい現状も
解決の糸口を見出すことはできません。

政策的にも、宮教組方針と共通する内容が多い
佐藤候補と政策協定を結び、推薦していく、という提案を検討しました。
いくつかの質問と意見は出ましたが、満場一致で採決されました。

具体的な取り組みについて、宮教組新聞やFAX速報などで
広く教職員に訴えいきます。

2013年10月3日木曜日

石巻支部委員会

遅くなりましたが、9月20日の石巻支部委員会の報告です。



27分会から代議員が出席し成立しました。
小学校と中学校で小グループを組み、
各校の現状や課題を出し合いました。

中学校のグループでは、石巻市で特別支援学級の支援員が
「校外への引率ができない」ので大変だという現状が伝えられました。
実習所など校外へ行くときほど支援員にいてもらうと
助かるということで、石巻市教育委員会に要請したいと思います。

また、生徒数減の関係で来年度は教員が4人少なくなり、
被災地の子どもの心のケアのためにも
教職員数を維持してほしいという声がありました。
自治体や県の教育委員会に強く訴えていきたいと思います。

最後に、10月4日の支部教育研究集会の成功のために
力を合わせようと確認し合いました。















(以上、内海執行委員より)