2012年6月27日水曜日

消費税増税に怒り!

宮教組では今、全県一斉オルグ中です。
昨日、被災した学校も回ってみました。



仙台のずっと南に位置する山元町の中浜小学校です。
海岸から1kmもない場所にあります。
1・2階の窓は無残に壊れ、そのままの状態で放置されています。
校庭には、瓦礫とともにたくさんの車が積み重なっていました。
学校裏の墓地の墓石は、まだ散乱したままです。
学校の周りの建物は、ほとんど何もなくなっていました。
中浜小は今、町内の坂元小に間借しています。

車のワンセグでは、衆議院で消費税増税と
社会保障の一体改革の投票が中継されていて、
ついに衆議院を通ってしまいました!

野田首相! この学校を見に来てください!
仮設住宅に、1晩泊ってみてください!
それから、ちゃんと増税していいものかどうか
考えてください!
怒りがこみ上げ、悔しくてたまりません!

2012年6月24日日曜日

復旧・復興支援県民センター 1周年

東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターの
1周年記念の集会が弁護士会館で行われました。

宮教組も支援団体の1つとして参加しています。
今日は、この1年の成果と課題について、
いろいろな分野の方から報告がありました。
医療、生協、原発・放射能、TPP阻止、民商、雇用、宅地被害、
仮設・間借り住宅、そして教育。













宮教組も、書記長が仮設住宅で校庭が使えない学校の現状などを報告しました。

どの話を聞いていても、政府の冷たい対応に怒りがわいてきます。
野田首相は、被災に来て、ちゃんと現状を見てほしいものです。
その上で、消費税増税が本当に必要なのか、判断してほしい!


2012年6月20日水曜日

平和行進に参加

原水協が毎年行っている平和行進。
6月17日から24日にかけて、宮城県内を行進しました。
県内は2つのコースになっていて、
45号線の海側のコース、4号線の内陸のコースになっています。
そして21日に仙台で2つのコースが合流しました。
今年は宮教組も、行進や集会に参加しました。













20日、4号線の大衡~富谷コースに参加しました。
台風で実施が危ぶまれたのですが、
朝にはすっかり晴れて、無事実施できましたが、
海側コースは中止になってしまったようです。

午前中は18名が参加し、お昼に大和町まほろばホールで休憩。
毎年黒川母親連絡会の皆さんが、おいしい昼食を用意して迎えてくれます。
参加者からは、歩きやすいしおいしい昼食は出るし、
毎年楽しみです、と感想が続出。評判のコースのようです。
午後からは半数が入れ替えになり、22名で行進しました。

1日歩いてみて、「平和の大切さ」を行動で示すことができ、
また同じ思いの仲間たちがいることの力強さを感じることができた、
充実した1日となりました。


2012年6月16日土曜日

総会ラッシュ

今日は、宮教組のあるフォレスト仙台ビルで、
5つの宮教組関連の総会がありました。

宮教組女性部総会、青年部総会、養護教員部総会、
中央支部女性部総会、養護教員部総会 です。

委員長は、3つの総会であいさつをしに、
順番に会場を回って歩きました。

私も、中央支部と女性部を中心に、
準備や写真撮影を行いました。
なかなか大変でした。

でも、総会で代議員の皆さんの発言を聞くと、
元気が出たり、もっと頑張らなくては!と
勇気が出たりします。

参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした。

2012年6月13日水曜日

消費税増税反対!                  ~昼デモに参加してきました



今日は、「消費税増税・比例定数削減、反対!」の昼デモに参加してきました。

家族や家、仕事をなくした人たちがまださくさん生活に困っているのに、
被災地を忘れたかのような消費税増税、到底許すことはできません!
「国民の生活を守るため」などと言っている野田総理は、
国民のことなんて考えていません。

そんな思いで、仕事の合間に抜けてきた人たち約70名が、デモに参加しました。
これで一旦終了のようですが、国会が延長されるようであれば
今後も続くようです。ぜひまた参加したいと思います。

「国民泣かせの消費税増税、反対!」
「私たちの生活を守れ!」
「中小企業、商店街の営業を守れ!」
「政党助成金をなくして、財源を作れ!」
「民意を反映した選挙制度をなくすな!」

2012年6月12日火曜日

長期休業中の勤務に関する交渉

昨日、宮城県教育委員会と、
夏休みの勤務に関する交渉を行いました。

メインは、空直日(日直を置かない日)を5日間にできないか、ということ。
普段時間外勤務が非常に多く、なかなか休めない教員にとって
せめてお盆期間前後くらいまとまった休みがほしいもの。
でも、すでにN市では、8月17日に研修を入れています。
そうならないように、せめて5日間は休みやすいようにという
要求でした。

でも、県教委は、規則だから、他の県との兼ね合いもあるから、
の一点張りで、被災地の過酷な環境での勤務にも
配慮する気持ちもないようです。
何とか、昨年獲得した4日間は今年度もとることができましたが、
これ以上N市のような自治体が出ないでほしいものです。

他にも、初任研の宿泊研修の件など、初任者の負担軽減を申し入れました。
「夜は研修があるのか? 夜は勤務扱いなのか?」
という書記長の鋭い切込みに、課長は思わず、
「研修はない、勤務ではない」と答え、
「それなら泊まらずに参加も可能では?」
と、参加者から声があがる場面が痛快でした。

交渉のたびに、現場の状況をさっぱり分かっていない、
1度現場研修に行って来たら?と憤りを感じます。
でも、宮教組はあきらめずに、
これからも現場の声を県教委に届けていきます。

交渉の詳しいことは、FAX速報「つながり」で報告します。

2012年6月11日月曜日

教職員がつづる東日本大震災                       第2集


教員のほか、事務職員、栄養職員、PTA会長などが執筆し、
児童生徒22名の作文も収録しています。
県内の分会には1冊ずつ明日発送します。
個人で希望の方は、1冊700円で購入できます。
本部・各支部にご注文ください。

2012年6月2日土曜日

定期大会無事終了

「第109回 宮教組定期大会」が
136名の参加で無事終了しました。

30名の方が討論に参加し、被災地の状況や
多忙の現状、教育条件整備で改善された点などについて
参加者の共感や感動を呼ぶ報告をしてくださいました。

提案された議案はすべて承認され、大会決議として
「退職手当の削減に反対し、公務員の賃金引き上げを求める決議」
「大飯・女川原発の再稼働に反対する決議」の2本が採択されました。

1番の感動は、高橋達郎新宮教組委員長の大会アピールでした。
アピール文を紹介します。



      子どもたちに安心と希望を! 教職員に誇りと喜びを!                   
 3・11東日本大震災から1年3ヶ月、たくさんの命と故郷が奪われた「答えのない悲しみ」はずっと続いています。東京電力福島原発事故による放射能汚染は、さらに広がりを見せています。校舎が使用できない被災校は、間借り教室・仮設校舎で不自由な教育活動を強いられています。震災2年目の今年、教育の「正常化」の名のもとに、全国学力テストが実施され、新教育課程全面実施で時数が増加し、学校現場は今まで以上の超多忙状況が作り出されています。「子どもと向き合う時間」「心のケア」はどこに行ってしまったのでしょうか。
 運動会、校外学習、中総体、毎日6時間授業、どうしようもない忙しさ・・・身も心も疲れ果て、休みたい思いをいっぱい抱えながら、私たちは県内各地から宮教組大会に集まってきました。そして、私たちは語り合いました。被災後の学校の状況と教職員の願い、各地からの支援に励まされたこと、子どもたちに寄りそった取り組み、保護者・地域の方々との共同、放射能の心配、管理職の言動、臨時教職員の大変さ、新入試制度・学力テストへの子どもたちの不安、保健室や事務室から見える学校のいまを・・・。
 そして、子どもたちの生活現実に目を向け、子ども一人ひとりに寄りそい、共に育つ教育の創造こそ、いま必要な教育の再建・復興だと私たちは確認し合いました。
 子どもたちに安心と希望を取り戻すために、私たちは求めます。
 憲法25条に基づく住民本位の復興を進めてください。子どもたちの意見と教職員・住民合意に基づいた学校再建を進めてください。学力テストや新高校入試で子どもたちをこれ以上いじめないでください。子どもたちがのびのびと学び、遊べる環境をつくってください。原発や放射能汚染から子どもたちの未来を守ってください。震災対応に名を借りた憲法の改悪、消費税増税・福祉切り捨ては止めてください。憲法に基づく、格差社会・貧困の解消、平和な日本こそ、子どもたちに安心と希望をもたらす道です。
 教職員に誇りと仕事の喜びを取り戻すために、私たちは求めます。
 教職員に子どもと語り向き合う時間をください。今日の授業を振り返り、明日の授業を準備する時間をください。教育の条理に反し、学校・教職員・子どもを追い詰める「平均点」競争、数値目標の押しつけは止めてください。教職員の誇りを奪う教職員評価・免許更新制はやめてください。労働時間を無視した初任者研修で、新任教職員を追い詰めないでください。臨時教職員の正式採用と身分保障、待遇改善を行ってください。8時間の仕事、8時間の自由時間、8時間の睡眠時間、人間らしい生活を教職員にもください。30人学級と教職員定数増こそ異常な時間外勤務を解消する、すべての教職員が求めている教育の正常化です。
 すべての教職員のみなさんに呼びかけます。
 未来を守ることは、子どもたちに夢を語らせる私たち教職員の責任です。私たち宮教組と共に、命を奪われた子どもと教職員の生きたかった思いを受け止め、忙しさの中でも被災地・被災校を支えていきましょう。私たち宮教組と共に、教職員の誇りと仕事の喜びを回復し、安心と希望のある学校を創造していきましょう。私たち宮教組と共に、意味のある悔いのない教職員生活を送りましょう。
 あの日、私たち教職員、保護者、県民のみなさんが必死で守った子どもたちの命。その子どもたち一人ひとりの命が輝き、未来への自信と希望をはぐくむ学校と教室を創造するために、私たち宮教組は、これからもみなさんと共に歩み続ける決意です。
                    2012年6月2日   宮城県教職員組合 第109回定期大会



2012年6月1日金曜日

明日は宮教組定期大会です

明日は第109回宮教組定期大会です。

震災から1年4か月。被災した地域では、まだ間借校や仮設学校で
不便な思いをしながら子どもたちや先生ががんばっています。
明日はその様子が発言で報告されます。

被災が少なかった学校では、いち早く正常化に、という名目で
多忙化に拍車がかかっています。その現状が報告されることでしょう。

参加した代議員の皆さんの声に耳を傾け
今後の宮教組運動に生かしていこうと
執行委員一同、張り切っています!