2014年12月22日月曜日

宮臨連から県教委へ申し入れ書提出

18日の交渉の前に、「臨時教職員制度の改善を求める宮城県連絡会」
通称「宮臨連」かrら県教委へ、会長である高教組委員長・高橋正行さんと
申し入れ書を提出してきました。

主な内容は、以下の通りです。
1、教員採用制度に関すること
2、採用選考に関すること
3、権利待遇面に関すること

講師の先生方のおかげで、学校現場は支えられています。
最近は定数内講師が増え、学担をしている方も大勢います。
しかし、正規教員とほとんど同じ仕事をしているにもかかわらず、
待遇面ではあまりにも差がありすぎます。
賃金頭打ちも若干は改善しましたが、まだまだ全国水準以下。
年休の繰り越しや、長期休業中の勤務など、問題は山積です。

今年の4月に年金・社会保障が1日の空白でも同じ管内異動なら
継続されることになったことは、全国の運動と宮臨連の永年の申し入れの
成果で、大変講師の方々に喜ばれました。
これからも、皆さんの要求を聞き取りながら、改善に取り組みます。
年明けには、要求書に基づいた交渉も申し入れています。


2014年12月19日金曜日

県独自「学力調査」についての請願

今年始められてしまった県独自の「学力調査」。
小5と中2で国語・算数・意識調査の3種類が実施されました。
来年度からは4月に実施されます。

現場の先生方に負担をかけないように実施する、
という約束で強行決定されたにもかかわらず、
「回答用紙をコピーして自己採点をするように」
という指示が実施後に出されて、現場は混乱しました。

宮教組は、実施直前に各分会に調査についてのアンケート用紙を下ろし、
結果をまとめて、中止を求める請願を提出しました。

8日には、県議会に提出し、文教警察委員会で審議され、
現在継続審議扱いになっています。
17日には、県教委にも提出しました。
県教委は、問題点は改善しつつも当面推進していく
という姿勢を示しています。

今宮城に必要なことは、震災で受けたショックを癒すためと、
不登校ワースト1という状況を生んでいる子どもたちの心のケアです。
学力向上ばかりに走る教育政策を何とか阻止していきたいです。

2014年12月18日木曜日

総合的な給与の見直しに係る総務部長交渉

今日、給与表の水準の平均2%引き下げや
地域手当の支給割合見直しなどを勧告した
「給与制度の総合的な見直し」に係る交渉を
総務部長と三者共闘(宮教組・高教組・県職組)で行いました。

実施の理由を問い、実施の再考、実施時期の先送りなどを要求しましたが、
総務部長は、「3分の2の都道府県は実施する。国準拠が望ましい。
高齢者の格差是正を。」を繰り返すばかりで、なかなか論点が噛み合いません。
参加者からもだんだん非難の声が飛ぶようになりました。

最後に委員長が、埒が明かないので、
「見直しの先送り、現給保障の5年への延長、
退職手当の現給保障以上の引き上げ、職員の士気高揚策提案を、
次回交渉まで持ち帰り検討してほしい」と述べ、
総務部長も「持ち帰って検討する」と返答しました。





2014年12月11日木曜日

「教育計画・学校づくり提言」[GO!DO!教研チラシ」発送しました

本日発送作業があり、以下のものを各分会に送りました。

①小学校・中学校別「教育計画・学校づくり提言」
 (全教職員配布)


















 来年度の教育計画に生かせるように、最新の情報などを織り込み
 いくつかの提案を紹介しています。
 校長・教頭・教務主任・研究主任宛(中学校は部活動担当)
 の要請書も同封しています。
 校長に要請書を渡し、全職員に配布して、
 教育計画反省会などで活用してください。
 後日、HP上にもPDFでUPします。


②「第7回専門部GO!DO!教研」チラシ

 























 2月14日~15日に開催する、学習会のお知らせです。
 各専門部が工夫を凝らして分科会を設定しています。
 また、記念講演は小野田正利さん。
 保護者とのいい関係づくりの秘訣を教えていただきます。


③宮城民教研「冬の学習会」チラシ

 














































 1月5日~6日、仙台茂庭荘で行われます。
 冬休みにじっくり学んで、3学期に生かしていきましょう!


④そのほか
 「こんにちは宮教組です」「子育て支援シンポジウムチラシ」「JTU」
 などが入っています。お手元に届きましたら、ぜひ開封をお願いします!


 

2014年12月10日水曜日

14日は投票へ行こう!

8日、宮教組は、2枚組のFAX号外
「投票へ行こう!総選挙各党の教育政策」を発行しました。
私たちが望む要求項目をポイントに一覧表にまとめ、
教育政策の違いが一目でわかるようにしてあります。

教員こそ、子どもたちを守るため、子どもたちの未来を守るため、
しっかり選挙に参加し、よく考えて投票しましょう!


2014年12月6日土曜日

ゆきとどいた教育を求める請願署名 県へ提出

5日、「ゆきとどいた教育を求める請願署名」の
県議会議長宛分を提出しました。
宮教組集約分に民主教育を進める宮城の会の集約分、
他団体からの集約分も合わせて、22361筆になりました。
皆さん、ご協力ありがとうございました!

民主教育を進める宮城の会の太田代表から
県議会安藤議長に請願書と署名の一部を渡しました。
瀬成田委員長も、35人学級が東北6県で1番遅れていることを訴えました。
紹介議員の皆さんも立ち会っていただきましたが、
皆さん同じ思いで、ぜひ推進したいと語っていました。

提出に間に合わなかった分会、団体の皆さん、
国に提出する分もありますので引き続き署名を広げていただき、
今月末までに提出をお願いします。







2014年11月17日月曜日

教育長・課長交渉

今日は、高教組と一緒に県教育長と課長交渉が行われました。
教育長交渉は、高教組との統一要求で、
①教育条件整備(県独自の35人学級の実現、教育復興加配等)
②多忙解消(負担軽減委員会・総括安全衛生委員会の設置)
③臨時的任用教職員の待遇改善
の3項目について話し合いました。
具体的な前進はありませんでしたが、
多忙解消について教員を支えるスタッフを検討している、
SC、SSW、特別支援アドバイザー等、という返答でした。
臨時的任用教職員の年休の繰越や社会保障の継続など、
可能なことから検討したいということで期待したいところです。

続いて課長交渉が行われ、まず宮教組から回答をもらいました。
①余剰時数の効果的活用、授業分担
②部活動の負担軽減、指導主事訪問の改善
③年休の9月切り替え
④接続型再任用の短時間希望者任用と、再任用の給与改善
⑤高校入試制度の改善
⑥学力テストの中止  の6項目について要求しました。
授業分担については有益であると確認しましたが、
後は他県の状況も見て、とか検討して行きます、
との回答に終わりました。
なかなか、現場の要求に耳を傾ける姿勢は見られません。





2014年11月10日月曜日

総務部長交渉



本日総務部長交渉が行われました。
何とか、国や仙台市並みの、ボーナス0.15月UP、
60km以上の通勤手当の遡上支給などを要求しましたが、
なかなか県当局は受け入れず、
最終的に、27年4月実施予定の通勤手当アップ
(試算では26年4月からでも4億で出来るそうです)を三ヶ月早めることで、
交渉は妥結しました。

2014年11月8日土曜日

みやぎ教育のつどい 1日目

今日は宮教組学びのサイクル・秋、「みやぎ教育のつどい」が
フォレスト仙台で行われました。
1日目の今日は、テーマ別分科会と記念講演がありました。

開会行事では、代表の一人である瀬成田委員長のあいさつに始まり、
高教組副委員長の野中さんから討論の呼びかけがありました。
会場から、地方教育行政法の改正による教育委員会制度等について
民主教育を進める宮城の会の賀屋さんから発言がありました。

テーマ別分科会は、「子どもの進路と教育」「平和な未来と教育」など
10の分科会が行われました。
どの分科会でも、レポート発表や真剣な討論などが行われました。

記念講演は、POSSE代表の今野晴貴さんが
「ブラック企業対策の徹底解明」という演題で、
分かりやすくお話をしていただきました。

明日は、13の教科別分科会が行われます。






2014年10月23日木曜日

日本母親大会 省庁要請行動

第60回日本母親大会の各分科会で決定された申し合わせ事項が、
領域別に対象となる省庁への1枚の要請書にまとめられ
今日要請行動が行われました。NHKも対象に入っています。

午前中はまず学習会が行われ、中央社会保障推進協議会の
前沢さんが、安倍政権が進めている
医療介護総合推進法について講演しました。














推進とは名ばかり、むしろ逆行するひどい内容に
会場からは驚きと怒りの声が起こりました。
医療の現場も、介護の現場も、お金がない人は
どんどん切り捨てられていくひどいものです。
しかも、国会でほとんど審議もされないままに
強行採決された推進法です。
どこまで国民をいじめれば気が済むのでしょうか?

午後からグループに分かれて各省庁へ。
文科省へは17名が訪問しました。














重点は、道徳の教科化、学力テスト、奨学金制度、
教科書検定基準、被災地への支援で、
被災地へ正規職員の増員、SCやSSWの
全校配置について発言して来ました。
しかも、財務省が1年生の35人学級の効果がないので
40人に戻すように指示したというニュースがあり、
被災地では人的配置を1番望んでいるというのに
とんでもないことだと訴えて来ました。
しかし、文科省の各担当の回答は、予想通り機械的なもので、
参加者をがっかりさせました。
でも、諦めずに要求を伝えることは大事です。
これからも声を届け続けます!





2014年10月15日水曜日

人事異動等に関する交渉

今日15日、県教委学校教育課人事班との交渉がありました。
重点要求項目は、
⚪︎異動は本人の納得と合意を前提とすることの確認
⚪︎被災地域の学校の教職員体制の充実強化
⚪︎震災の被害の大きな地域への異動を希望するもの、また
被災校に勤務していた者の希望について考慮すること
⚪︎校長教頭の任用においてハラスメントの言動が見られた
管理職に対して、降格も含めて厳しく指導すること
⚪︎教員採用に当たり講師経験を十分に評価し
1年以上の講師経験者は1次試験を免除すること
⚪︎接続型再任用は短時間希望も任用すること
⚪︎臨時的任用の事務職員の中断期間も教員同様にし、
他事務所への異動でも社会保険が継続するように
年金事務所と協議すること

人事監の答弁はほとんど昨年同様の機会的なものでしたが、
異動に関して本人の希望通りで無かった実例をあげると、
「きちんと伝えていないことが誤解を呼ぶ、
より丁寧に説明するように指導する」と話しました。
大河原教育事務所のブロック制についても、
現状が変わってきている認識はある、方向性を見直し
議題として可能性を見出して行く、と答えました。

石巻の渡辺支部長は、被災校の荒れの現状を訴え、
今年度並みの統合加配を要求、近隣校も大変で
病休者が出るとさらに大変になるので先に手を打ってほしい、
講師の未配置が多いので打開策を示してほしい、と話しました。
「即答はできないが、被災校に寄り添うような解決策を考えたい」
という返答でした。

他にも、統廃合の問題点、管理職の登用やハラスメント対策、
短時間再任用のことなどについてさらに意見を述べていきましたが、
具体的な対策や回答はありませんでした。
最後は時間もなくなり、十分に話し合えませんでしたので、
11月の専門部交渉で細部を詰めていきたいと思います。
現場から駆けつけてくださった方々、お疲れ様でした!





2014年10月4日土曜日

安倍政権にレッドカードを!塩竈地域大集会

今日、塩竈の港町公園で、大集会が行われました。
オープニングではまず、古川民族芸の会の皆さんの
「ぶち合わせだいこ」の力強い演奏がありました。
また、仙台地区教職員九条の会の佐々木俊幸さんが
作詞作曲した「たたえよ九条」の歌を披露しました。
そして、制服向上委員会のミニコンサート。
歌でもトークでも、きっぱりと安倍政権を
批判してくれるので、会場は大喜び。大したものです。
アンコールもでて、「ダッ!ダッ!脱原発の歌」で
会場は大いに盛り上がりました。

そして、集会では、9条の会、医療介護、年金、
生活保護、保育子育て、消費税反対、労働関係、
教育、脱原発の各分野から、安倍政権への
怒り、抗議、退陣を求めるスピーチが出されました。
教育は、再び佐々木俊幸さん。学力テストを批判し、
憲法改悪について意見を述べ、一緒に子どもたちの未来を
守りましょう!と呼びかけました。
*佐々木さんの写真は後日UPします。

最後に、「今戦後の歴史上で重大な岐路に立たされている。
安倍政権の退陣を求めてもっと声を広げ、行動しましょう!」
という決議を採択して集会は閉じ、
制服向上委員会とともにアピール行進を行って終了しました。





2014年10月2日木曜日

子ども笑顔地教委キャラバン始まる

2年前から始めている「子ども笑顔地教委キャラバン」、
今年も昨日から始まりました。
宮城県内の全教育委員会を訪問し、教育長・課長と
「子どもと向き合う時間の確保」「教育条件整備」
「時間外労働解消」「ハラスメント防止」などについて懇談します。

昨日1日は、トップを切って塩竈・七ヶ浜・多賀城におじゃましました。
















多忙解消のために、「在校時間記録ソフト・学校日誌ソフト」
を差し上げて、使用をお勧めし、大変興味を持たれました。
また、授業分担の推進、パソコンの支給、エアコンの設置など
その地区の実態に合った要求など伝えました。

また、「改正地方教育行政に関する法律に係る要請」も提出。
教育長さんたちは、たとえ改正されても、「政治的中立を守る」
「教育に口出しはさせない」「教育委員として変わらない姿勢を通す」
と、大変力強い言葉をいただきました。

学力テストの結果公表について、ある教育長は
「壮大な人間の育成をめざしている。点数で一生は測れない。
結果の公表は必要ないと議会でも話している」と話しました。
このようなお話が聞けただけでも、キャラバンの意義は
大変大きいものがあります。

地区の役員にも参加を呼びかけていて、昨日は多賀城で
1名参加してもらい、地区の独自要求なども伝えました。
ぜひ、これから実施の地区でも現場の先生方に
どんどん参加してほしいです。

以下、今後の予定です。
 2日 15:00 白石市
 3日 13:30 川崎町 16:00 名取市 16:30 角田市
 6日 13:00 栗原市 13:30 岩沼市 15:00 亘理町 16:30 山元町
 7日 11:00 南三陸町 13:30 登米市 15:00 村田町 
     16:00 東松島市 16:30 柴田町
 8日 15:00 松島町 16:15 利府町
 9日 11:00 美里町 13:00 大郷町 13:30 七ヶ宿町
     16:15 女川町 16:30 丸森町 
10日 13:30 大河原町 15:00 蔵王町
14日 13:30 色麻町 15:00 大和町 16:30 大崎市
17日 10:00 加美町 15:30 石巻市
20日 14:30 大衡村 15:00 涌谷町 16:00 富谷町 16:00 気仙沼市
27日 10:30 仙台市  

2014年9月30日火曜日

震災本 第3集 完成記者レク

「教職員が綴る東日本大震災」の続編 第3集が
「子どものいのちを守りぬくために」というタイトルで完成しました。
今日は、その記者レクを行いました。



















瀬成田委員長は、発刊までの経緯と、主な内容について説明しました。
そして、ぜひ新聞・テレビなどで取り上げて宣伝してほしいと訴えました。














前委員長の高橋達郎さんは、発刊の趣旨を説明しました。
県教委は調査も何もしないまま「学校安全指針」を出していて、
内容にも問題がある、そのために代わりに宮教組が
調査をして提言をまとめたものであることを話しました。















千葉保夫さんは、亡くなった児童一人一人の調査から分かったこと、
新たに掲載した生徒の作文や教師の手記などについて説明しました。














集まった記者が多く、テレビ局も2社来ていました。
関心の高さが伺えました。














第3集は、カンパとして1冊1000円で普及します。
申し込みは宮教組HPから申込書をダウンロードして
FAXでお願いしています。022-274-2130

2014年9月29日月曜日

日本臨床教育学会第4回研究大会

日本臨床教育学会の研究大会が、27日・28日に
フォレスト仙台で行われました。
みやぎ教育文化研究センターが現地世話役として奮闘しました。

研究大会に先駆けて、26日には特別企画として
フィールドワーク「旧・中浜小学校の現地視察」が行われ
阿部書記長も案内役の一人として同行しました。















震災当日、子どもたちが避難して一夜を過ごした2階屋上の三角屋根裏部屋
には、その日のままの残骸が置き去りにされていたそうです。


研究発表の1日目は、一般研究・課題研究の発表と
全体会シンポジウムが行われました。
課題研究の「教師の専門性の再検討、教師教育改革の課題」
分科会では、渡辺孝之さんが「危機に直面して発揮された
教師の専門力量を考える」を発表、
特別A「東日本大震災と臨床教育学」では、制野俊弘さんが
「子どもとともにいのちとは何かを問う実践」を発表しました。
制野さんは、そのあとのシンポジウムにもシンポジストとして参加しました。


2日目は、シンポジウムと実践事例研究が行われました。
シンポジウムでは、上ノ国教育委員会の笹原さんが発表。
管理職になっても「学校はひとつの人格的な存在」と位置付けて
「子どもの学び・認識を耕す」「子どもの人間関係を耕す」
「学校・教職員の結束」を柱に実践を積んできたことを報告し、
参加者に大きな感動を与えてくださいました。














「教師を取り巻く現状と課題」分科会では、
白梅学園大学の増田さんが教師の多忙についてのアンケートのまとめを発表し、
「大学講師の会」の方々が未来の教師となる学生との実践を報告しました。
特に、土佐さんの綴り方教育を通しての学生との交流が素晴らしかったです。


2014年9月26日金曜日

第1回核兵器全面廃絶国際デー

今日9月26日は、国連総会で採択された、
核兵器全面廃絶国際デーです。
宮城原水協の呼びかけで9団体18名が集まり、
フォーラス前で街宣を行いました。
来年国連で行われるNPT再検討会議に向け
核兵器全面禁止署名も行い、約100筆が集まりました。
民医連は独自に横断幕を用意し、原水協も原爆パネルを展示しました。

宮教組もNPTに向けて、新たに署名用紙を各分会に発送しました。
代表も送る予定ですので、ぜひたくさんの署名の集約をお願いします!