2013年12月27日金曜日

東北電力への抗議と申し入れ

東北電力が、本日27日、原子力規制委員会に
新規制基準への適合性検査の申請を行いました。
東北電力は、申請がすぐ再稼働への結びつくわけではない、
と説明していますが、明らかに再稼働への第1歩です。

そこで、原発問題住民運動宮城県連絡センターと
東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターの呼びかけで
急きょ、東北電力本社に集合し、抗議と申し入れを行いました。

冒頭、県民センターの網島代表が申し入れ書を提出し、あいさつ。
そのあと、事務局から抗議の趣旨を伝えました。



























新規制基準は、重大事故発生の可能性を前提に、
原子炉からの放射性物質放出量の安全目標を示したもので、
住民に放射線被ばくを与えることが前提という、とんでもない内容です。
その基準審査に適合性審査を申請すること自体、
住民への説明もなく、許されるものではありません。
そして、福島の事故の検証もないままに、
再稼働への徹底的な検証と県民への説明もないのです。
原発から30km県内の住民の防災計画・避難計画も
やっと作成着手したばかりの状態での申請の無謀さ。
世論も6割の県民が再稼働反対なのに、
なぜこの時期に申請をするのかも疑問です。
美里町が安全協定締結を申し入れているのに
拒否していることもおかしいことです。
問題ばかりの多いこの状態での申請に、
参加した新婦人や、地域住民、労働団体からも
抗議の発言が続きました。














東北電力のエネルギー広報課担当者は、
必要だと思って取り組んできた安全対策が
独りよがりになっていないかを検証するための申請、
避難計画は自治体と一緒に考えていきたい、
世論については詳細を把握していないので、
取り組みをしっかり伝えていきたい、と述べました。

今後、とにかく情報を共有したいので、
年が明けてから説明会を設置してほしいと申し入れました。
それについては対応する、と回答をもらったので、
説明会でさらに意見を述べて、再稼働阻止に向けて
宮教組も他団体とともに取り組んでいきます。




2013年12月26日木曜日

1万人の優しい手プロジェクト・2回目

今日26日、フォレスト仙台で
宮教組女性部とNPO法人「優しい手」の共催で
「1万人の優しい手プロジェクト」の2回目が行われました。
今年の夏に1回目があり、一般の方が多かったのですが、
今回は宮教組女性部員も多数参加し、
30名以上のにぎやかな講習会になりました。

講師は、「美里町・優しい手」の東順子さん。
ハンドマッサージとフットマッサージの仕方が中心ですが、
健康にかかわること、体にかかわることも
たくさん教えてくださるので、とても好評です。














今日は、自分と他の人へのハンドマッサージ、
自分のフットマッサージを行いました。
次回、1月18日は他の人のフットマッサージを行います。

「全国学力・学習状況調査」実施等に関する請願

本日26日、「全国学力・学習状況調査」実施などに関する請願を
県教委に提出しました。

請願内容は以下の通りです。
1 調査を中止して予算を被災県の教育復興に使うこと
2 来年度実施する場合、宮城県は参加しないこと
3 結果の公表をしないこと 地教委にも指導すること
4 「宮城県学力向上推進プログラム」を見直すこと
5 30人学級と教職員定数の大幅増を国に要求すること
  当面、県独自の35人学級をかくだいすること















対応した義務教育課課長は、
「十分検討して回答する。子どもと関わる時間の確保・
授業を大切にすることが基本と考える。
調査で分かるのはほんの一部。
決めつけてはいけないと考える。
30人学級について国にしっかり要望したい。」
と述べました。
回答に期待したいところです。
 

2013年12月25日水曜日

赤ちゃん人形づくり

25日、仙台支部教文部主催で、
恒例の「赤ちゃん人形作り講座」がありました。
講師は、大先輩の橋本さんです。
毎回、参加者が作りやすいようにと改良を重ねて
指導してくださっているとのこと。














赤ちゃん人形は、性教育や5年生理科の授業、
いのちの大切さを考える授業に最適の教材です。
写真や映像だけでは伝わらない、「命の重み」を体感でき、
子どもたちの表情が変わるそうです。
中学校や高校でも使える、素晴らしい教材です。














今日は、産まれた時の大きさの、2500gの赤ちゃんを作りました。
1日がかりの作業でしたが、できあがった赤ちゃんに大満足!














参加者特典で、3か月の胎児の人形をいただきました。
3か月というと、妊娠に気づく時期。
この頃にはもうちゃんと人間の形になっていて
10cmくらいの大きさです。
簡単に中絶してはいけないことも、この人形は訴えてくれます。













来年も同じ日に講座を行うので、
この中間の人形を作ると、さらに活用の幅が広がりますね。

人事委員会への請願に向けて

24日、人事委員会へ「女性教職員の勤務時間の
改善に関する請願」を出すために相談に行きました。

県教委との交渉では、特休などの制度的なことになると
「人事委員会に伝えておきます」という回答に終始するので、
それなら人事委員会へ直接請願して、
多忙解消の打開につなげたいと考えたのです。

主な請願の内容は、長時間労働の実態把握、
年休の9月切り替え、更年期障害休暇の新設、
介護休暇・欠勤の延長、リフレッシュ休暇の増設、
子育て支援休暇の新設、看護休暇の拡大、
育児時間の延長、忌引き休暇の延長・拡充などです。













委員長も女性部長も、現場の多忙の現状を切々と訴え、
ぜひ1つでも2つでも改善してほしいと伝えました。

対応した副参事は、「請願自体、初めてのことなので
まずは、3人の人事委員で検討してもらいます。
議会に請願することなのかもしれませんが。」
とのことでした。
アドバイスを受けて多少内容を修正し、
26日正式に請願書を提出します。

2013年12月20日金曜日

三者共闘会議要求書提出

19日、確定交渉に向けた要求書を提出しました。
人事課長が対応しました。















要求項目は以下の通りです。
1 地方交付税削減による給与削減は早期に終了させ、
  新たな給与削減は行わないこと
2 人事委員会に次のことを強く求めること
 (1)当県が被災地であることも考慮し
   安易に国に追随した勧告を行わないこと
 (2)給与については生計費原則に基づくものとし
   中高年層の給与の抑制につながるような
   給料表改定を行わないこと
 (3)円高の影響による燃油価格高騰が続いていることから
   通勤手当の距離区分及び金額を見直し改善を行うこと
 (4)給料表の最高号俸到達者の給与改善のために
   さらなる号俸増設を行うこと
3 震災からの復旧・復興に向けた業務量の増大に対応するため
  必要な人員を確保すること
4 時間外勤務の縮減と年次有給休暇の取得促進について、
  報告の趣旨を踏まえ早急に対策を講じ職員の健康保持を図ること
5 メンタルヘルス対策をはじめ職員の健康管理については
  報告の趣旨を踏まえて取り組むこと
6 パワーハラスメント問題について、要綱の策定に留まらず
  実効性のある取り組みを行うこと
7 旅行雑費(高速道路代、駐車場代)の取り扱いについて
  職員の負担とならないよう制度の運用を図ること
8 臨時教職員について、パート労働法、改正労働契約法の
  趣旨も踏まえつつ、給与・休暇制度の労働条件の改善を図ること
9 「雇用と年金の接続」に向けては、定年延長を大原則に、
  希望するすべての職員の雇用が保障できる制度を確立し
  生計費を踏まえた賃金水準を確保すること
10 職員の士気向上を意識した勤務条件の改善を行うこと
11 船舶職員の処遇について、引き続き諸課題改善の取り組みを行うこと















三者のそれぞれの委員長・書記長から意見も述べ
ぜひ知事との交渉を設定してほしいと要求しました。
その場では「検討します」という返答しかもらえませんでしたが、
ぜひ実現できるよう期待するばかりです。
 
 
 
 

2013年12月14日土曜日

戦争体験を聞く会

14日、フォレスト仙台で、仙台支部女性部と
仙台の子どもと教育をともに考える市民の会共催で
「戦争体験を聞く会~つなごでいこう、平和へのバトン」
が行われました。

つらい戦争の体験を話してくださったのは、
写真家でみやぎ憲法九条の会代表の後藤東陽さんと、
宮城教育大学名誉教授で宮城教育文化研究センター代表の
中森史郎さんです。

忠君愛国、天皇陛下万歳、非国民…
そんなことばの抑圧の中で少年時代を過ごした東陽さんは
なかなか受け入れられずに自殺未遂を起こしたこと、
辛い体験談を聞かされたことなどを涙ながらに話されました。















対照的に、少年飛行兵を志願した中森先生。
特攻隊として攻める直前までいったそうです。
若者が自ら志願して特攻兵として4000人も死んだのは、
修身を筆頭とした教育の影響が大きかったからだと話されました。















お二人の体験談の後、みやぎ紫金草合唱団が、
東陽さんの体験などを合唱にした「おじいさんから孫たちへ」
の中から、2曲披露してくださいました。
力強い歌声が会場に響き渡り、大きな拍手が沸き起こりました。















後半は、対談形式で、お二人の思いなどを伺いました。
最後に参加者へのメッセージをいただきました。
中森さんからは、「どうして?」と追求することが大事、
一緒に物事の本質を考え合うのが教師の仕事である。
東陽さんからは、自己中心のもったいない生き方をしない、
常に地球や人類全体を考え(横)、200年単位で考える(縦)。
という、素敵なメッセージをいただきました。
まだまだこれからのご活躍も楽しみなお二人です。

ゆきとどいた教育を求める要請行動

13日、東京で「ゆきとどいた教育を求める要請行動」が行われました。

まず午前中に、参議院議員会館で意思統一集会。
全教委員長や「ゆきとどいた教育署名」の紹介議員が
あいさつをしたあと、、決意表明がありました。
宮城からも、被災地の現状を伝え、
「35人以下学級の早期実現のためにも今後も
頑張っていきたい!」と発表しました。

その後、県ごとに国会議員に要請行動を行いました。
高教組と一緒に、参議院で5名、衆議院で10名に、
「ゆきとどいた教育をもとめる全国署名」の
紹介議員になってほしいという要請書を渡しに行きました。
直接手渡せたのは、みんなの党の和田議員だけ。
あとは秘書の方に渡し、被災地のために
ぜひ力を貸してほしい、と訴えてきました。
何人の議員が引き受けるという返答をよこすか楽しみです。

それにしても、議員会館は立派でした。
セキュリティチェックも厳しく行っていました。
1つだけ腹が立ったのは、衆議院第1議員会館です。
いろいろな資料を、「I LOVE 9条」の
ロゴ入りエコバックに入れて行ったのですが、
「アピール性の強いものは、見えないように
内側になるようにお持ちください。」と言われたのです。
自分の国の憲法のことなのに、とびっくりしてしまいました。
時々わざと見えるように持って歩きましたが。

途中、「被災地の声を聴け!国会総行動」に参加していた
宮教組・高教組、両書記長と出会い、記念撮影!















午後は、日本青年館で集約集会。
各県の報告をまとめ、今年の現時点での集約数が発表されました。
728万9644筆です。私学の皆さんがずいぶん頑張っています。
高校生も集会に参加し、活動報告をしてくれました。
各県の取り組みの様子がDVDで紹介され、各地の奮闘ぶりを観て
来年2月の署名提出行動までもうひと踏ん張り頑張ろう!
と決意を新たにしました。















集会終了後、アピール行進。
全教からのお土産の光るグッズをそれぞれ身に着け手に持って
テロに間違われないように、明るい雰囲気でコールしました。
「教育予算を大幅に増やしてくださ~い!」
「私立高校の学費も無償化にしてくださ~い!」
「教職員を増やしてくださ~い!」
「東日本大震災・福島原発事故の被害を受けた
子どもたちを守ってくださ~い!」

2013年12月9日月曜日

教科書採択に関する請願

本日、宮城県教委に「教科書採択に関する請願」を提出しました。

10月30日の宮城県本会議で、大変残念ながら
「新しい歴史教科書を作る会宮城県支部」からの請願が
可決採択されてしまいました。
中学校の歴史・公民教科書の採択に関して、
県教委は教科書に評価をつけて採択の資料にせよ、というもの。

教科書検定を通った教科書に対して、市町村教委に採択の権限があるのに、
県教委が評価をつけるということがそもそもおかしいことです。
また、政治的に教育内容に介入すること自体、法律違反です。
それなのに、採択してしまった宮城県。
仙台弁護士会も採択しないよう要請書を出していたのに。
国も同じ方向に動くような動向がありますが、
それを先取りする形をとってしまい、大変恥ずかしいことです。

そこで宮教組は、以下の3点について、請願しました。
1、県教育委員会は、公正・中立の立場で
  教科書採択の資料を作成すること。
2、県教育委員会は、文科省検定済みの教科書に対して
 
  「比較段階評価資料」の作成は行わず、これまで通り
  記述のわかりやすさなどの文章で示し、優劣をつけないこと。
3、教科書の採択に当たっては、ILO・ユネスコの
  「教員の地位に関する勧告」に則り、各市町村教育委員会に対して、
  学校現場の教員の意見を反映させる制度を維持するよう働きかけること















義務教育課に提出に行くと、課長も対応に参加しました。
そして、文教警察委員会で審議されているときから、
教育委員長はずっと、「そのような優劣はつけない」と答弁していて、
その意向に変わりはない、と述べました。
このまま、作る会の動きに負けないように、
県教委にエールを送りたいです。



2013年12月8日日曜日

ピースウォーク

今日12月8日は太平洋戦争開戦の日。
毎年母親連絡会主催で、赤紙配りとピースウォークが行われます。

仙台市内の錦町公園に集合し、
「青い空は」など平和の歌を歌って始まりました。
そして、ピースウォークがスタート。
1番町の人混みの中を抜けて駅前付近まで、
「平和憲法を守りましょう!」
「二度と戦争をしない国づくりをしましょう!」
「女川原発を再稼働させないようにしましょう!」
「子どもたちに豊かな教育を保障しましょう!」
「秘密保護法に反対しましょう!」など、
シュプレヒコールを上げながら歩きました。
その後は、平和ビル前で赤紙配り。
安倍政権の暴走、戦争のできる国づくりへの政策・・・
今こそ平和を守る運動が重要だと思います。



2013年12月3日火曜日

秘密保護法廃案と原発廃炉を求める12.6みやぎ大集会へ!

今日も朝と夕方に、秘密保護法反対街宣が行われました。
「STOP!秘密保護法ネットワークみやぎ」で
このようなパンフレットを作成し、を配布しています。



























昼には、みやぎ憲法九条の会が
「STOP! 戦争するための準備」という独自チラシで
街宣を行い、秘密保護法廃案を訴えました。

明日は、全県一斉行動日として、
岩出山・東塩竈駅・下馬駅・泉中央駅・北四番丁駅
広瀬通・長町駅前・岩沼駅・大河原駅・平和ビル前で
街宣が行われます。ぜひ参加しましょう。

そして、6日には、脱原発金曜デモの皆さんと一緒に、
肴町公園で大集会を行います。
みんなで廃案にしましょう、秘密保護法!