2014年3月29日土曜日

安倍「教育再生」STOP!全国学習決起集会

今日29日、日比谷音楽堂で全国集会が行われています。
主催は、全教・教組共闘・子ども全国センターです。

主催者あいさつや基調報告、「I LOVE 憲法メッセージ」
の発表の後、親父バンドが登場。
佐々木俊幸さんの「こんな学校すてきだね」を披露。
瀬成田書記長も参加し、歌声を響かせました。

そして、メインの講演、九条の会事務局長の小森陽一さんが、
集団的自衛権の問題、教育委員会制度と自衛隊の関係、
教育再生が放つ5つの矢、「思想統制・教育統制・
人格統制・財政統制・行政統制」について解説しました。
そして、各地の小学校区単位で9条の会を作り、
安倍政権を止めようと訴えられました。

リレートークでは、被災地からもということで、
4月から宮教組専従になる伊藤君が、子どもたちは
いろいろ失ったにもかかわらずがんばっている様子を報告。
復旧復興のためにも教育予算を増やしてほしいと訴えました。

集会アピールを採択した後、銀座でアピール行進。
東電の前ではシュプレヒコールだけで収まらず、
「再稼働反対!」の声が沸き起こりました

集会参加者は2700名。大成功でした。




2014年3月25日火曜日

宮臨連の交渉

昨日25日、昨年実施できなかった、県教委と
宮臨連(臨時教職員制度の改善を求める宮城県連絡会)との
交渉があり、宮教組・高教組両委員長と、会の担当者が参加しました。














まず、緊急申し入れで要求した、再任用制度の在り方について。
再任用者を定数内で任用すると、初任者や臨時教職員の任用にも
影響が出るので、定数外や、短時間任用にして、
常勤の任用を臨時教職員で充てるように要求しました。
でも、相変わらず「財源が厳しい」という理由で、
再任用の定数外は難しい、という回答で、
再任用の短時間任用については、宮教組からも要求があるので
検討はしていく、とのことでした。













もう一つの申し入れは、これまで同様、
採用制度に関すること、採用選考に関すること、
権利待遇面に関すること、その他制度面に関することを要求しました。
特に、青森や岩手などで実現できた、年金と健康保険の継続について、
他県でできているのだから、文科省の通知の通り、
宮城でも早く実現してほしい、と訴えました。
県教委の回答は、事務所内での任用になるか他の事務所へ行くのかで
継続できるかどうかが違うと不公平になるので、そうならないように
検討していきたい、ということでした。
また、お金のかからない文書などの改善や、採用選考時の
面接官の質問の内容などについて、講師の先生方からの
いろいろな要求を伝えてきましたが、文書改善などは法的なことを理由に
あまり積極的な回答はもらえませんでした。
講師の先生方が校内で本当に重要な役割りを果たしているので、
何とか待遇改善をしてほしい、と強く訴えてきました。

2014年3月22日土曜日

女性ネットみやぎ講演会

今日22日、「子どもたちを放射能汚染から守り、原発から
自然エネルギーへの転換をはかる女性ネットワーク宮城」の
講演会があり、鎌仲ひとみが「原発は、もういらない」
という演題でお話をしてくださいました。

それに先立ち、午前中は、鎌仲さんの撮影された映画、
「内部被曝を生きぬく」を上映しました。
そこで、いかに日本の対応がおかしいかがよくわかりました。

鎌仲さんは、仙台もかなり汚染されているのは間違いないこと、
子どもたちにエコー検査などの健康調査を
定期的に受けさせるべきであること、
1年に1回は、放射能汚染のない土地で保養させるべきだ、ということを
繰り返し強調されました。
チェルノブイリの被災地ベラルーシでは、
3歳から18歳までの子ども45000人を、
50箇所以上ある保養地で24日以上、無料で毎年
保養させているそうなのです。
そうすると、内部爆発の数値は、一旦0になる、と。

日本では、汚染の実態を過小評価し、
しかも記録を残さないで無きものにしようとしている、
だから対策も遅れているのだ、と鎌仲さんは言います。
そして、電気料金の体系を変えれば、原発を再稼働させなくても
十分に電気は間に合う、現にアメリカでは、
変動的料金体型で、原発を増やさなくてもやっている、とのこと。
これから私たちが考えるべきことのたくさんのヒントを頂きました。

鎌仲さんは、講演会終了後、女性ネットの会議にも参加し、
今後の活動にいろいろとアドバイスをしてくださいました。





2014年3月21日金曜日

みやぎ憲法9条の会総会

今日21日、みやぎ憲法9条の会の呼びかけ人総会に
参加してきました。

オープニングは、「麦わら帽子の会」の皆さんの朗読で、
井上ひさしの「子どもに伝える日本国憲法」より。
ずっと活動を続けていたことを知り、感動しました。
そして、いい題材に取り組まれていて嬉しくなりました。

開会のあいさつで、後藤東陽代表は、
「これまでは9条の守りをしていたが、それだけではダメなので、
攻めに転じて5・25の反撃の大集会をすることにしました。」
と、「安倍政権に、私も言いたい」県民大集会の呼びかけをしました。
そしてなんと、ビッグニュースで、澤地久枝さんが
参加してくださることになったそうなのです。すごいですね!

そのあと、事務局長の河相さんが情勢報告を行い、
安倍政権が進めようとしている「戦争する国づくり」の
具体的内容と、ヒトラーとの共通点などを解説しました。
2014年度の取り組み、会計決算・予算、新役員などが提案され、
最後にアピールを採択して総会は終了しました。
今年のみやぎ憲法9条の会のつどいの講演は、
小森陽一さん、菅原文太さんに決定したそうです。
それも楽しみですね。




2014年3月17日月曜日

県独自学力テスト反対署名提出

今日17日、県独自の学力テストに反対する署名の
第1弾を県教委に提出してきました。

集まった署名は、全部で228分会、3461筆。
いつもより、1分会あたりの署名数が多く、
80%近くの先生方が署名していることになります。
それだけ、この独自テストに反対している人が多いのです。















副委員長から、義務教育課長に署名を提出し、
現場の先生方は本当に怒っているのだということを伝えました。















しかし、課長は、
「学力をあげることは大事。被災地支援と同時に取り組むべきこと。
学力の定着をはかり、指導に生かすためにも、27年度は4月に行う。」
と、態度を変えませんでした。














「本当に学力を上げるには、少人数学級で授業をきちんとすること、
どうしてもテストをやるなら代わりに何かを削って
教員にゆとりを作ってほしいこと、
学力テストの結果で現場はまた振り回されるだけ」と
訴えてきました。
26年度の実施時期についても問題である、と伝えましたが、
「必ず10月28日に実施するのではなく、期間を設けるので、
その中で実施してほしい。」とのことでした。

まだ署名は集約中なので、第2弾もあきらめずに届けます!

3・16 NO NUKES みやぎ

16日、錦町公園で2000人が参加して
「福島原発事故を忘れない!女川原発再稼働を許さない!
3・16 NO NUKES みやぎ」が行われました。
雨が降っていたので、最初は1000人も来るかなと心配でしたが、
雨でも徐々に人が集まり、最終的に2000人を超えました。















第1部は、ライブパフォーマンス。
和太鼓「幻想」の勇壮な演技のあとには、
みやぎうたごえ合唱団の皆さんがTOMOKOさんと共演しました。
現役・退職した教員の方々も素敵な歌声を響かせました。















第2部は、黙とうで始まり、主催者あいさつの後、
特別ゲストの福島原発告訴団の武藤類子さんと
前美里町長の佐々木功悦さんからの発言がありました。














武藤さんからは、賠償がさっぱり進まない現状について、
佐々木さんからは、原発推進者こそ危険分子と呼ぶべき、
とそれぞれに怒りを込めた発言がありました。

その後、協賛団体からも訴えがあり、宮教組も
原発問題住民運動宮城県連絡センターの所属団体として発言。
安倍政権は「教育再生」で道徳の教科化を進めようとしているが、
原発を推進する人・外国に原発を輸出しようという安倍政権こそ、
道徳心を育てるために道徳教育が必要だ!と訴えました。

その後、2000人でアピールデモ行進を行い、集会が終了しました。

2014年3月14日金曜日

心と体の学習会~北沢杏子さん

今日14日、仙台支部主催で北沢杏子さんを講師に
学習会がありました。

前半は、七生養護学校の「性教育裁判」の経過について
お話ししてくださいました。














最高裁では「発達段階に応じた教育である」と
勝訴したものの、没収された多数の教材は未だ戻らず、
当時性教育を実施した校長はじめ教員は
処分や転勤を余儀なくされ、もう実践は行われていないそうです。
性教育そのものについてもバッシングを受け、
大変な思いをされたようです。
後で分かったことですが、性教育を通して
男女平等についても学ばせていることに対して
阻止しようという動きがあったようなのです。
「憲法改悪や教育再生、労働法制改悪などと
根本でつながっている」と参加者は愕然としました。














後半は、事前に寄せられた先生への質問の回答を中心に、
これまで取り組んでいらっしゃった実践を
教材も紹介しながらお話ししてくださいました。
北沢さんは、「性教育は人権教育」という立場で
その場・その人の状況や要望に合わせた内容で講演活動を続けていらっしゃいます。
「誰もが不本意な思いをせずに暮らせる社会にしなければならない」
と言う言葉がとても心に響きました。
本来なら、政府がそういう政策をしなければならないはずなのに・・・。
今まで漠然と意義のあること、と考えていた性教育が
「命を大切にする本当に大事な学び」と改めて気づかされました。

2014年3月13日木曜日

2つの統一行動

今日13日は、国民春闘共闘「くらし守れ」全国行動と
重税反対全国統一行動の2つが行われています。

朝は、通信労組のストライキ行動早朝宣伝に委員長らが参加しました。

9時からの戦災復興記念館での重税反対の集会では、
東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターの
網島不二雄さんが、現状と問題点について講演しました。
村井知事の姿勢が復興を遅らせているというお話に、
会場からも共感と知事への怒りの声があがっていました。




















「税務行政の改善を求める」大会決議と
「地域循環型経済で県民生活の改善を!」特別決議アピールを採択した後、
会場から市役所前広場までアピール行進をしました。
雨の中でしたが、たくさんシュプレヒコールで訴えました。
「消費税増税反対」「社会保障の切り捨て反対」
「ブラック企業は許さない」「原発再稼働反対」
「法人税の減税反対」「TPP反対」
「特定秘密保護法反対」「憲法を守ろう」・・・
国民が全然守られていない現状ばかり、と怒りが増してきます。
















少し休憩して、今度は春闘統一行動の街宣に参加。
チラシとティッシュ配りをしました。
用意したものは、40分ほどでなくなるくらい、
手応えがよかったです。



















夜は、塩竈の春闘統一行動に参加します。

2014年3月9日日曜日

大震災と学校・教育を考えるつどい

今日9日、2月9日に行うはずだった震災のつどいを
実施することができました。
通信票で忙しい時期だったので教員は少なめでしたが、
全部で90名ほどの参加者がありました。

第1部は、報告「大震災と宮城の小中学校」。
まず、北部沿岸・石巻・仙台・南部沿岸から1人ずつ
学校の被害と避難の状況、現在の課題を発表してもらいました。





















































学校によって被害も避難の状況も違いましたが、
今、家庭の経済状態などの格差が大きくなっていること、
落ち着かない児童が増えていることなどは共通していました。

次に、大津波の被害状況について、
宮教大非常勤講師の千葉保夫先生と
東北福祉大の数見隆生先生から、
放射能の問題について仙南支部の先生から報告してもらいました。



























千葉先生の報告は、亡くなった児童生徒一人一人の状況と、
それを集計したことから見えてきた教訓についてでした。
子どもを引き取った後に、自宅に戻ったり、
海に近い方向へ向かったりした親子が津波の犠牲になっていました。
引き渡しはしないことが原則であると強調されました。
物を取りに戻って犠牲になった方も多く、「物より命」で
早急に高台に逃げることが大事、と強く訴えられました。

第2部は、シンポジウム。
瀬成田書記長がコーディネーターになり、
小学校教員・中学校教員・南三陸町議・元高教組委員長から
それぞれが地域の力を借りながら取り組んできたことを
発表していただきました。特に、文化的な取り組みの発表が
大変感動をよぶものでした。
会場からの意見も聞きながら、これからの課題などについて
まとめまて終了しました。


国際女性デー集会

昨日3月8日、国際女性デーでした。
宮城でも、エルパークで集会がありました。

東北大学大学院の片山知史教授に、
「放射能汚染と水産物への影響」という演題で
放射能との向き合い方をいろいろ教えていただきました。
水産物の安全管理は、水俣問題以来ほとんど進展していないとのこと。
放射能検査も、水揚げされた時の入口検査だけなので、
加工や販売前の出口検査も早急に検討すべき、と話されました。
びっくりしたのは、魚のどの部位に放射能が溜まるか、
という質問で、筋肉に1番溜まるということ。
そして、毒ではないので、食べる量を気をつければ良い、
というお話でした。
参加した89名は、びっくりしたり安心したり、
片山先生の語りに引き込まれていました。


2014年3月7日金曜日

公立高校入学者選抜学力検査問題の改善を求める要望書

6日、後期選抜検査が終了し、前期同様、同日中に
入試問題検討委員会の皆さんが宮教組に集結し、
問題内容について夜遅くまで検討してくださいました。
高教組の先生方も参加し、採点する側としての意見も聞きました。
その結果、全体としてどうか、各設問はどうか、
改善してほしいことなどを要望書にまとめました。

高校教育課に提出する前に、記者レクを行いました。
国語は、高教組の高橋書記長から報告しました。
平易な問題が多く、その中に若干の難易度の高い問題があり、
生徒の学力を正確に把握するには問題が多い、とのこと。














数学は、仙教組の佐藤委員長が報告。
各学年や各領域にバランスよく出題してほしいこと、
日頃の学習でしないような複雑な比の計算の問題があり、
課題がいくつかあったこと。














社会は、大木先生から報告。
記述式の問題が多く、しかも何を答えていいか分からない問題で
非常に問題が大きいと指摘しました。
また、経済に係る領域が半分で、バランスが悪いこと、
ここ数年、憲法に関する問題が出ていないのは、
何か意図的なものを感じ、問題だ、と述べました。














英語と理科については、村上副委員長が代読しました。
英語は、会話形式の読み取りは負担が大きいこと、
長文問題は、全部読まなくても受験テクニックで解ける問題で、
読んで面白い、読み手を引き込むような題材にすべきということ、
理科は、基本重視になっていて、問題数も適切で
改善の跡がみられる、ということでした。














レクの後、高校教育課に行き、同じように説明しました。
社会できつくダメだしされたけれども、理科でOKが出たことに
ほっとしていたようでした。
来年に向け、改善できることは改善したい、という回答でした。


2014年3月4日火曜日

病気休暇の通算規定「改正」に係る要請書提出

宮城県では、病気休暇の通算規定に関して、
1回目の病休後30日を経過すれば、
2回目の時にリセットされる規定になっています。
県はその30日という期間を改正し、期間を長くするよう、
人事委員会に申し入れるというのです。

そこで、宮教組・高教組で、本日、県教委に
「改正」に係る要請書を提出しました。
要請事項は以下の通りです。
1、病気休暇の通算規定「改正」について、
 人事委員会へ意見具申を行わないこと
2、病休の原因となっている、長時間過密労働を
 解消するための具体的施策を行うこと
3、教職員が休みやすい環境を作るよう、管理職を強く指導すること
4、病休からの「職場復帰訓練プログラム」が病休者の職場復帰を
 支援するプログラムとして機能するよう、最大限の配慮を行うこと
5、両教組との多忙解消のための労使協議を、年間を通して行うこと















震災から3年目のこの時期、教職員の精神的負担も大きい中、
労働条件整備もしないで、どうして病休の規定を厳しくするのか、と
両教組は鋭く切り込みました。
教職員課長は、「本来長期でしっかり病気療養してほしいところを
制度的なことから無理して短期になっている職員もいる。
じっくり休んでほしいという意味で改正の必要を考えている。」とのこと。
しかし、他県で実際期間を長くして改善できたところが
あるのかどうかの情報も収集していませんでした。

現制度下でも、課長の言ったことができるのではないか、と切り込みましたが、
人事委員会へ意見を具申する予定は変えない、との回答でした。
そして、どのくらい期間を長くするのか?と聞いたところ、
「180日以内と考えているが、判断は人事委員会がすること」でした。
両教組は、賛同できないと伝え、現場復帰しやすい職場環境づくり、
現場を励ますような通知の仕方、マネジメント・支援チームの検証を要求し、
特に、多忙解消のための年3回以上の話し合いをぜひ進めてほしい、
と最後に強く要求しました。



2014年3月3日月曜日

2つの要請書提出

今日3日、宮教組は2つの要請書を県教委に提出しました。

午前中は、「みやぎ防災副読本【未来へのきずな】についての要請」。
小学校3・4年生対象の副読本で、25年度は5~10時間程度
利用してほしい、という通知を出しています。
防災教育は宮教組も大事だと考えていますが、
福島第1原発や放射能のことは記述がないし、
学校では地区と一緒に独自の防災計画も作成中で、
新たにこのような縛りが出てくることは、現場の混乱にもつながります。
そこで、以下のような要請書を提出しました。
























また、午後には、民主教育をすすめる宮城の会と連名で、
「漫画『はだしのゲン』のは以下に係る調査に対する要請」を提出。
いま、県議会や市町村議会に、「はだしのゲンの閲覧中止要請」が
出されていて、その対応のための調査が学校現場に降りているのです。
特定の団体による圧力に屈して、教育の公正・中立が
守られなくなることは大きな問題です。
「はだしのゲン」は、平和な社会を訴えている名作です。
言論表現の自由にも反する要請には断固反対です。


2014年3月1日土曜日

ビキニデー集会・2

集会の2日目。
午前中は、被爆した第5福竜丸の最初の犠牲者、
久保山愛吉さんの献花墓参平和行進 に参加。
何とか雨も降らず、長い道のりをのんびり歩きました。

午後は、ビキニデー集会。
安斎郁郎さんが主催者報告講演をしました。
ガイガーカウンターでサンマが鳴く(カウンターの反応音)
様子を再現してくれ、ビキニデーの後のマグロ検査では
こういう音がたくさん鳴り響いたのだそうです。
また、第5福竜丸の生存者の見崎さんのビデオや
池田生穂さんのインタビューなど、
ビキニ事件の実相に迫る企画もありました。
福島からの訴え、リレートークなどで 盛り上がり、
集会アピールを採択して終了しました。
今回の参加で、改めて署名を集めよう、広めようという
思いを強くしました。