2014年2月28日金曜日

ビキニデー集会

ビキニデー集会に参加するため、静岡に移動しました。
会場のグランシップはとても大きくて
立派な施設でびっくりしました。

全体集会には間に合わなかったので、分科会から参加。
第8分科会「ビキニ事件の全容解明と原水爆禁止のたたかい」
に参加しました。
前半は、日本原水協理事の高草木さんから、
問題提起を兼ねて学習講演がありました。
第1次世界大戦で日本がマーシャル諸島を占領し、
第2次世界大戦でアメリカの信託統治下になったために
水爆実験場になってしまったという事実を初めて知りました。
講演の後、二人の方から被災の実相の聞き取り調査の
結果について、ビデオを使用しての報告がありました。
第5福竜丸の生存者の生の証言はやはり強烈でした。

後半は、グループ討論。
若い人・年配者が入り混じっての討論は、
結構面白く、いろいろと考えさせられました。
やはり、教員として歴史をきちんと教えなくてはいけない、
と痛感しました。
全体交流のまとめの中で、
「全容解明は、一人一人が理解していくことが大事で、
知ること、知ったら伝えることが大切」という話や、
「署名に取り組みながら伝えることが大事、
結果はどうあれ、唯一の被爆国の日本人として
黙っていてはいけないという思いで、署名を集めよう」
という話が心に残りました。






ゆきとどいた教育を求める全国署名 提出集会

今日28日、衆議院第1会館で
「ゆきとどいた教育を求める全国署名」の
提出集会が行われました。

紹介議員、または秘書の方が参加した県は、
直接署名を手渡しました。
宮城は、郡和子さんの秘書が参加していたので、
「教員の数を増やして欲しいというのが現場の切実な願い。
福島では甲状腺がんの子どもが増えているが
宮城では検査もしていない不安もある。
教育予算を増やし、安心して学べるようにしてほしい。」
と訴えながら手渡しました。

今回の紹介議員は全体で、自民3名(全て長野)、
民主8名、共産19名、社民と結の党が各1名でした。
共産から、3名の議員が参加し、挨拶してくださいました。
提出した署名は、800万筆です。
また、取り組みの報告では福島のいわき支部の方から、
「政府のエネルギー政策には怒りと無力感を感じる。
原発をなくすことこそ、国土強化に直結するはず。
いわきでは、市民の皆さんの2%を集約した。」
と、政府への怒りを込めた発言がありました。






2014年2月22日土曜日

第306回中央委員会

今日22日、フォレスト仙台で
第306回中央委員会が行われました。

次期中央委員会までの当面の運動課題として、委員長は、
①組織拡大
②春の教育講座の成功
③分会・地区体制の早期確立
④多忙緩和 参加と共同の学校づくり
⑤憲法改悪・教育制度改悪にストップをかける
と提案しました。
具体には、県独自の学力テスト実施について
教員の過半数以上の署名を集約して中止させること、
自治体の首長に対して教員の超過勤務の実態改善を要請すること、
「3・9大震災と学校、教育を語るつどい」
「等を提案し、承認されました。














他には、2013年度の補正予算・2014年度の暫定予算について
提案し、承認されました。

2014年2月19日水曜日

教職員課と多忙解消の話し合い

今日19日、5時から1時間、多忙解消について、
県教委教職員課と話し合いがありました。

まず、宮教組からの提案を、書記長から伝えました。
1、要録の電子化・志シートの廃止・体力テストの軽減・
  報告文書の縮減などの事務量の軽減
2、初任研の軽減
3、専科授業の推進・余剰時数の活用
4、年休の9月切り替え
5、指導主事訪問の軽減
6、土日部活休養日化の徹底
7、勤務時間の把握
8、いじめ対策での多忙化防止
9、県独自の学力テストの中止

その後、各執行委員からも現場の声を入れながら
志シート・学力テストの中止についてや、初任研の大変さなどを
訴えました。













しかし教職員課からは明確な提案はありませんでした。
委員長は、「文科省は『残業時間』と言っているのに『在校時間』
と勝手に命名し、明らかに超過勤務の状態を放置しておくのは
違法ではないか?」と考えを問いただしましたが、
「県教委としては法に則って取り組んでいるので、
違法状態かどうか判断はできない。」という課長の回答でした。
「現場の忙しい状況に対してそんな認識だから、
なかなか多忙解消につながらないのではないか!」と
怒りを込めて訴えました。


 












一緒に話し合いに参加していた高教組が、
「何か具体的に県教委として改善したことはないのか?」と聞いたところ、
調査報告文書を2年間で119件から99件まで減らした、
10年研が免許更新と重なるとき、大学の研修や研修センターの講義に
参加した場合は、3日間の校内研修に振り替えられる、
などの回答が出ました。
もっと現場にそういう取り組みを広報してほしいし、
現場が実感できるような改善をしてほしいという要求も出されました。

話し合いは1時間で打ち切られ、十分な話し合いにはなりませんでした。
現場と行政の感覚のあまりの違いを実感させられました。
 具体的に多忙解消を進めるためにも、もっと話し合いの回数を
増やしてほしいと要求し、検討する、と課長の回答でした。

2014年2月15日土曜日

はたらく女性のつどい

今日15日、フォレスト仙台で、
「第24回宮城はたらく女性のつどい」が行われました。

前半は、「職場の実態報告」ということで、
教員・公務員・ソニー労組・介護士・青年・医療の分野から
一人ずつ報告をしていただきました。
宮教組からも、中央支部の中学校教師が
教員の過密長時間労働の実態が報告されました。














後半は講演で、法政大学キャリアデザイン学部教授の
児美川孝一郎さんに、「人間らしい暮らしってなぁに・・・」という演題で
データを示しながらわかりやすいお話をしていただきました。















この20年で、働き方がどんなに変わってしまったか、
正規でも非正規でも大変な若者の働く状況などについて、話されました。
データから児美川教授が計算してみると、高校入学者を100人とすると、
就業が継続しているのは約44人、誤差を踏まえても50人と
たった半分なのです。

「人間らしく暮らすために」ということで、
「職場の秩序にしたがう」風習を乗り越え、
その上の段階の社会的なルールに目を向ける、
労働法・労働者の権利を大切にして、おかしいことはおかしいと
グチを言い合える職場環境やつながり作りが大切とのこと。
だからこそ、組合が大切だとも言っていただきました。

「どう働くかはどう生きるかと結びついた価値観や思想の問題」
という言葉がとても印象的でした。
社会的ルールに目を向けるには、学校で労働法や権利について学び、
社会を変えていく主体になるように教育しなければならない、
という、私たち教員にとっても大事なアドバイスもいただきました。

雪の中を集まっていただきたみなさん、ありがとうございました!




高校入試110番

高校入試前期選抜の合格発表を受けて、
13日・14日、入試110番を開設しました。
テレビ局3社が取材に来て放映してくれたので、
12日の午後からぐんと相談件数が増え、
2日間で36件の相談が寄せられました。













多かったのは、仙台一高関係の相談でした。
6倍近い倍率ですから、無理もありません。
落ちてしまったことで、後期は別な学校にした方がいいのか、
迷っているという相談などが多かったようです。

やはり、新高校入試制度は問題が多すぎます。
受験の機会は増えても、半数以上が不合格、という状況。
それでも県教委は、問題ない、と考えているようです。
他県でやめている制度。早く子どもたちのために
宮城もやめてほしいものです。

後期選抜の合格発表の後、3月13日・14日にも
開設します。

2014年2月14日金曜日

いじめ問題の克服のための教育行政に対する10の提言

今週、毎日県庁に出向いています。今日も県庁、義務教育課へ。
「また会いましたね。」があいさつになってしまいました(笑)。

今日は、「いじめ問題の克服のための教育行政に対する10の提言」
の要請に行きました。














いじめの原因にもつながる学力テストは絶対やめてほしいこと、
教員が希望を子どもたちに語れるゆとりを作ってほしいことなどを
強く訴えてきました。

10の提言は以下の通りです。
① 形式的、画一的な方針策定や組織設置の押しつけをやめ、
 学校の自主性に任せること。
② 厳罰化と道徳主義ではなく、子どもたちのなかに「いじめ」を
 克服する力を育てる学校現場での取り組みを支援すること。
③ 教員の「多忙化」を解消し、子ども一人ひとりと向き合う
 ゆとりを生み出すこと。
④ 教育予算を増額し、少人数学級の実現、養護教諭・カウンセラーの
 増員等の条件整備を急ぐこと。
⑤ 弁護士や心理・福祉などの専門家を各学校に配置し、
 教職員と専門家や保護者・地域の連携を大事にすること。
⑥ 保護者や児童生徒の意見を聞き、その代表者を対策組織などに
 含めること。
⑦ 国連子どもの権利委員会が指摘する「過度に競争主義的な
 教育制度」を抜本的に見直すこと。
  ・全国一斉学力テスト、県独自学力テストの中止、市町村独自学力
   テストの見直し
  ・大量の不合格者を生み出す「新高校入試制度」の見直し
⑧ 部活動の環境を改善し、勝利至上主義を克服する取り組みを
 進めること。
⑨ 子どもの権利条約31条に基づき、子どもたちが交流し、
 のびのびと遊べる時間と環境づくりを推進すること。
⑩ 数値目標重視の教員評価制度や上意下達の管理体制を
 改善すること。

前文もありますが、詳しく知りたい方は、宮教組HP「資料」の
ページにUPしてありますので、ご覧ください。


母連知事交渉

昨日13日、宮城県母親大会実行委員会が
知事交渉・教育長交渉を行いました。
しかし、大変残念なことに、どちらもトップは出てきませんでした。

知事交渉では、保健福祉部次長が対応しました。














子どもたちの健やかな成長・放射能対策・いのちとくらしを守る・
平和のことなど、28項目について要求書を提出し、
乳幼児の医療費補助(全国でも最下位)拡充や、
被災者の医療費負担免除・保険料免除復活(宮城だけ停止)、
復興住宅再建や仮設住宅の備品について参加者から訴えました。
しかし、あまりいい回答を得ることはできませんでした。














教育長交渉では、教育次長が対応。
子どもたちの健やかな成長と放射能対策について
16項目を要求しました。
その中で特に、新高校入試制度の問題、
特別支援学校の増設、心のケアのためのSC・SSWの増員、
統合校への支援員加配拡充などについて訴えをしました。
宮教組も、多忙解消、35人学級の実現なども含めて
子ども・保護者・教員の怒りの声を届けてきました。














やはり、財源を問題にしていい回答を言えない県教委。
現場が望まない、志シート・県独自学力テストなどの
余計なものの予算をすべて削り、35人学級実現に
力を入れてほしいものです。


2014年2月13日木曜日

講師給与頭打ち改善!

これまで、賃金削減などの悲しい提示ばかりでしたが、
今日13日、県教委からうれしい提示がありました。

講師の給与は、現在1級53号俸(約24万円)で昇給がストップします。
教員と同じ仕事をして学校を支えてくださる講師の皆さんです。
何とか改善したいと、これまでの交渉の中で何度も要求してきましたが、
やっと少し改善される、とのこと。
「組合の成果ですよ」と、県教委も言っていました!

教職員課の鈴木課長から、
「講師の給与頭打ちについては、機会あるごとに両組合からの
要求により、県教委も問題意識をもっていましたが、
財政課と折衝を続けた結果、
1級53号俸から1級57号俸へ4号俸引き上げます。
平成26年度当初予算から、議会の承認を得たのち、
4月1日から実施します。」と口頭で提示されました。













宮教組・高教組としては、8号俸UPを要求していたので、
不満ではありますが、少しでも改善されたことはうれしいことです。
1か月、約6500円ほどの賃上げになります。
でも、すぐにまた、頭打ちになってしまう方も少なくありません。
さらなる4号俸UPに向けて何とか調整してほしい、と要求しました。

ちなみに、今回の賃金UPにかかる財政はいくらかと聞いたところ、
9000万円でした。県独自の学力テストは2400万。
テストをやめれば、5号俸UPできるのに・・・と、ぼやいた次第です。

2014年2月12日水曜日

志シート・県独自の学力テストの中止を求める請願

今日12日は、県教委に2つの請願をしました。

1つは、昨年末に急に学校に配布された、
県独自の「志シート」中止の請願。
小学校版(3年以上)・中学校版があり、
毎年「将来の夢」「そのために努力したいこと」を書かせ、
何と!担任・保護者のコメント欄と校長・担任・保護者の押印欄があり、
しかも次年度へ引き渡しをするという、とんでもない内容です。

もちろん、学校は大混乱!「こんな時期に?」
「もうすでに同じようなことはしているのに!」と、
管理職からも非難が上がりました。
地教委や校長会独自に、今年度の使用を中止したところも。
宮教組は、今年度ばかりではなく、来年度以降も
使用を中止するように要請しました。

もう1つは、これも県独自に、今年10月に学力テストを実施するという
突然の計画に対しての中止要請です。
対象学年は小5と中2で、あきらかに全国学力テスト対策です。
テストをして本当に学力がつくと思っているのでしょうか?
多忙な現場の状況を改善するどころか理解も示さず、
新しいことを次々と導入してくる県の姿勢は許せないものです。

請願の詳しい内容は、宮教組HP「資料」のページに
UPしましたので、そちらをご覧ください。


小中学校教職員の長時間労働解消に向けての請願

10日(月)、いよいよ長時間労働解消に向けての
具体的行動を開始しました。
仙台弁護士会、宮城県労働委員会、
仙台市人事委員会、宮城労働局・仙台労働基準監督署、
宮城県人事委員会へ、請願書を提出しました。

これまで情報収集してきたデータから、県内小中学校の
勤務時間管理の実態の問題点を以下のようにまとめました。

①教育委員会としてすべての教職員の「在校時間」記録を
 提出させていると思われるのは5市町のみ。
②他の教育委員会は、在校時間「月45時間(連続3か月)
 月80時間」を超えた教職員を報告させている。
③多くの学校で、月45時間、月80時間を超えている教職員がいる。
 特に、中学校では約3割の教職員が80時間を超えている。
④多くの学校では、記録用紙に教職員自ら、記録することになっている。
⑤しかし、多忙化で記入する余裕のない学校が多く、
 正しく記入されていない場合が多い。
⑥また、管理職から、事実を記入した時刻の訂正を求められた教職員がいる。
⑦この間に、記録しても何の改善もないために、忙しい中での記録の意味を
 見いだせず、単に正規の勤務時間を記録して提出したり、記録しない
 教職員が多数いる。
⑧⑤~⑦のために、正しく把握して報告している学校は少ない。
 複数の教育委員会は、「月45時間、月80時間」の報告は学校現場から
 上がっていないと回答している。
⑨記録用紙が3年間きちんと保存されていない。
⑩自宅への持ち帰り残業の記録は、教育委員会・管理職から
 ほとんど指示されていない。
⑪在校時間に歯止め規制がなく、早朝から深夜まで「在校」している実態がある。
  県内 小学校10校 平日年間平均 開錠時刻6:36 施錠時刻20:22
      中学校10校 平日年間平均 開錠時刻6:17 施錠時刻20:59
⑫土日・祝日も多くの教職員が出勤し、成績処理・評価などの仕事や
 部活指導をしている。
⑬長期休業中も、正規の勤務時間を超えて勤務している教職員がいる。
  県内 小学校10校 長期休業中年間平均 開錠7:01 施錠18:54
      中学校10校 長期休業中年間平均 開錠6:37 施錠19:43
⑭県内どの地域も同じような長時間勤務、時間外労働が存在している。

しかし、教職員には、残業手当は出ません。
このような状態が、労働基準法・労働安全衛生法・休特条例に違反していない
のか、労働者の権利に関係する諸組織に検討をお願いするための請願です。
もし民間でこういう実態がある場合は、どう対応されるのか、
「在校時間」に1か月・1年間の歯止め規制が設けられないのか。

組織によっては、初めてのことなので、どう対処していいのか
困っているところもありましたが、次回の委員会で検討します、
と回答していただいたところもあります。
まずは、第1歩が踏み出せたところです。


2014年2月9日日曜日

本日のつどいは延期です!

仙台も大雪です。
本日予定していた、
「大震災と学校・教育を考えるつどい」は延期になりました。
身近に参加予定の方がいましたら、お知らせください!