2015年11月14日土曜日

教科書問題を考える県民のつどい

本日午後、フォレスト仙台にて、「教科書問題を考える県民のつどい」が
行われ、60名近くの方々が参加しました。











第1部は、宮教大名誉教授の中森孜郎さんから、
「教育における教科書の役割」と題して講演をいただきました。














日本の教育年表や、新旧教育基本法の違いなどを通して、
教科書のあるべき役割について分かりやすくお話していただきました。
「子どもは生まれた時から、生きる主権者・成長の主権者であり、
そのために教育を求めるのであって、教育を押し付けるものではない」
「教師は、子どもと教科書を出会わせる役割をしなければならない。
感動的な出会いができるように創意工夫していかなければならない」
という言葉が心に響きました。
改めて、教師という仕事の責任とやりがいの大きさを実感させられました。

第2部の前半は、宮教組の歴史教科書検討委員会の報告。
委員長の大木さんから、育鵬社版教科書の問題点について報告し、
宮教組副執行委員長の高橋さんから、教科書採択までの
経過について報告しました。





























市民の皆さんに多数教科書展示会に足を運んでいただいたおかげで
市町村立中学校では、育鵬社の採択を免れたことに感謝しました。
後半は、各界からの発言で、議員さんや弁護士さん、市民団体など、
いろいろな立場からこれからの取り組み・決意などを話していただきました。
実した内容のつどいになりました。
呼びかけ団体を増やして、今度も取り組みを続けていく予定です。






2015年11月1日日曜日

みやぎ教育のつどい 閉会行事

分科会終了後、閉会行事が行われ、
実行委員会代表のお一人、高教組委員長の高橋さんが
閉会のあいさつで、
「いろいろな圧力に負けず、教育の本質を追及し続けましょう」
と訴えました。そして、参加者が2日間で300名になったことを
報告しました。












参加者の感想発表では、障害児・障害者分科会と
体育分科会に参加したお二人が発表。
2日間、とても学びを深められ、月曜日から実践に
活かしていきたい、と述べられました。

みやぎ教育のつどい 教科別分科会

11月1日は、13の教科別分科会が行われました。

国語・作文、外国語、社会科、算数・数学、理科、美術、家庭科、
保健、体育、障害児、生活・総合教育・環境教育、生活指導と自治、能力・発達
です。

分科会では、レポートの検討を行うほか、外国語、体育、生活・総合は
講座を開いて、若い先生方が実践力を養える場も設定してあります。
レポートについては、9本が全国教研に推薦されました。








みやぎ教育のつどい 講演会

テーマ別分科会のあと、記念講演が行われました。
「しつけと体罰~子どもの内なる力を育てる道筋」と題して、
元立命館大学客員教授で、ペアレンツプログラムセンター代表の
森田ゆりさんにお話ししていただきました。






















印象的だったのは、「表の仮面と裏の感情の違い」に子ども自身が
気づいていないことから、暴力が起こることがある、ということ。
その裏の感情に気付かせるためのプログラムを作成していて、
内容について紹介するには時間を要するので、
必要なときは改めて申し込んでほしい、ということでした。
参加者は、示唆に富んだお話に、納得の様子でした。