2012年9月26日水曜日

核兵器をなくすために

昨日は、4時から原水協常任理事会がありました。

今年の原水協世界大会の総括と、
今後の活動について話し合いました。

宮教組としても取り組めることは、
核兵器全面禁止のアピール署名を広めること。
「6・9行動」といって、毎月6日か9日にフォーラス前で
署名集めをする行動には参加していますが、
組織として署名に取り組んでいませんでした。
今後、会議や集会のたびに協力を呼びかけていこう
と考えています。皆さんご協力を。
また、「原爆と人間」パネル展を行うこと。
大きな集会などで廊下などのコーナーで展示することはできそうです。

理事会で特に問題になったのは、「被爆証言を継承する活動」です。
被爆者の方が高齢化し、体験談を生で聞くことが難しくなっていくだろう、
そのために、早めに体験談を聞く会をしたり、聞き取り調査を行ったり、
ビデオに収めたり、聞いた人が今度は語り部として語り継ぐなど、
いろいろな形で継承する準備を早急に進めなければならない、
ということです。
教員として、学校に被爆者の方をお招きして
子どもたちに体験談を聞かせる活動を広めていきたいと思います。

6時半からは、今年の世界大会に参加した人たちの交流会でした。
宮教組からも3名参加しましたが、みなさん通信票作成などで
忙しいので、とりまとめ担当者として代わりに参加しました。













参加したのは、代表団50名のうち、21名。
それぞれ、参加しての感想を述べあいました。
その後は、近くの居酒屋「周平」に移動して懇親会。
(料理がすごくおいしかったですよ!)

みなさん、平日なのに飲むは飲むは、すごいエネルギーです。
若い人もそうでない人も、熱い想いの体験を共有した人同士は、
いい交流ができますね。来年は、是非世界大会に参加してみたいものです。


2012年9月21日金曜日

講師の先生方のためにも頑張っています!

9月20日の夜には、宮教組会議室で
「臨時教職員制度の改善を求める宮城県連絡会」、
通称「宮臨連」の皆さんが、「通信・辛夷(こぶし)」の発送作業のために
夜遅くまで作業を進めていました。
入会している方には近々届きますので、ぜひ目を通してください。

「宮臨連」では、毎年教員採用試験対策講座を行っています。
今年は、学生さんの参加もたくさんありました。

1次対策として、6月16日に「教職教養模擬テスト」と
「小論文講座」を開催し、47名が参加しました。
参加した方からは、
「本番に近い形のテストや雰囲気を味わうことができ、
改めて頑張ろうと感じた。とても勉強になった。」
「小論文の構成について分かりやすくてよかった。
ただ筋道を立てるのではなく、現状と合わせて分析・根拠を
書く必要性を強く印象付けられた。」
などの感想が寄せられました。

2次対策講座は2回。
1回目は、8月3日、「模擬授業講座」に41名が参加しました。
指導案作成や模擬授業のポイントを教えたあと、
グループでお互いの授業を見合いアドバイスし合いました。
「人に見てもらうことで私自身の足りないところに気付け、
たくさんの収穫があったので、今後積極的に取り組んでいきたい。」
と、大変好評でした。

2回目は、9月1日、「マット運動実技講座」に50名近く参加。
授業で子どもたちに指導をする時のポイントを
「体育同志会」の方々にたくさん指導してもらいました。
準備運動・器械運動の基本の動き・側転・連続技などを
指導してもらった後、2次試験についての情報交換会などもしました。
「うまくできた技はごく一部でしたが、
楽しい!次はできそう!と、わくわくした気持ちにさせてもらった。」
と、授業のポイントだけでなく、自分自身の練習ポイントも
体得したようでした。

対策講座を受講した方々、皆さんが合格しているといいですね。



「宮臨連」では、これからも、講師の皆さんのために
活動を進めていきます。
11月3日(土)に行われる「みやぎ教育のつどい」では、
10:30~14:45のテーマ別分科会で、
「臨時教職員制度の問題を考える」という分科会を担当します。
興味を持たれた方はぜひ参加してみてください!
もちろん、一般市民の方、PTAの方、学生さん、
だれでも参加できます!


2012年9月20日木曜日

人事委員会勧告に向けた重点要求書を提出

昨日、宮城公務・公務関連労働組合共闘会議で、
宮城県人事委員会に2012年の勧告に向けて要求書を提出しました。


 
「人事院勧告に追随することなく賃金の引き上げ・労働条件の改善をはかること」
「給与臨時特例法を廃止するように政府に求めること」
「被災地の復興の資する内容になるよう、比較対象企業規模を100人以上にすること」など、11の項目について要求しました。
教職員の過重労働についても訴えてきました。

国家公務員給与の7.8%引き下げや400万円の退職手当削減など、
野田内閣が強行した理不尽な手当削減には、職場では管理職も含めて
怒りが急速に広がっています。
県人事委員会として、誠意をもって検討してくれることを強く訴えました。
「要請を受け止めて努力するが、詳細についてはまだ回答できない」との返答。

提出の後の質疑で、県内の人事委員会設置状況について委員長が質問しました。
県と仙台市には人事委員会があるが、それ以外のいくつかの市町村では
公正委員会を設置し、人事などについて相談窓口の役割を果たしているとのこと。
公正委員会がない場合は、直接人事委員会に相談できるとのこと。
詳しくは以下のHPで見てください。
http://www.pref.miyagi.jp/zinziiinkai/kujyo/kujyo.htm

2012年9月16日日曜日

第58回東北ブロック母と女性教職員の会in宮城

9月15・16日、秋保グランドホテルで、
「東北ブロック母と女教師の会」が行われました。
参加者は150名ほどでした。(宿泊は110名ほど)

1日目は全体集会で、開会行事と講演、夕食交流会が行われました。

開会式では、紫金草合唱団が、「学校ってすごいんだよ」
「ひまわりに希望たくして」など4曲を披露し、
オープニングを飾ってくださいました。

講演では、宮城学院女子大学教授の浅野富美枝先生が
「3・11後の子どもたちー生きる力を育てるためにー」と題して、
被災女性支援から学んだことや、父子家庭と母子家庭の遺族基礎年金の違い、
障害を抱えた子どもの被災状況など、一般には見えにくい・分かりにくい、
被災地の問題点などについてお話ししてくださいました。

「言いたかったことをまとめると3つ。
被災以前の問題と連動して被災者支援を考えてほしいこと、
こういう状況だからこそ男女共同参画を進めてほしいこと、
復興は元に戻すのではなく、よりよい状況に改善してほしいこと。」
と締めくくられました。

夕食交流会では、各県からの出し物で盛り上がりました。
秋田の出し物は、秋田弁講座。
たった一言でいろいろな意味を表すことを
コント風に紹介してくれ、会場を沸かせました。
山形の花笠音頭、岩手の「さんぽ体操」など多彩な出し物がありました。














私たち宮城の出し物は、震災後の学校の様子の寸劇と
すずめ踊り。せんすとはっぴで華やかに盛り上げました。

2日目は分科会です。
「人権」「福島の子どもたち」「ジェンダーフリー」「PTA・発達障害」「平和」の
5つの分科会で話題提供や討論が行われ、
お母さん方と女教師で学習を深めて、閉会しました。

来年は、福島での開催です。

2012年9月14日金曜日

女川原発再稼働反対 第2次署名提出

昨日、県議会第1応接室で、2回目の署名提出が行われました。

今回集まったのは、16,200筆あまり。


前回4万筆だったので、今回はちょっと少なかったのですが、
この中には地元女川の住民の方2500筆あまりも含まれています。
女川の方々も、たくさん声を上げ始めている、大きな意味のある署名です。


取り組んだ団体から、環境生活部次長に署名を渡していきました。
それぞれに、どんな思いでこの署名に取り組んだかを話し、
再稼働を確実にとめてほしいと強く訴えながら
渡していきました。














新婦人の会からは、署名の代わりに200名分ほどの
メッセージ集が届けられました。
こんな方法もあるのですね。
知事にしっかり受け止めてほしいです!

第3次提出は、12月の県議会。
ですから、11月末が集約です。
今後も、30万筆に達するまで、いつまでも続けるそうです。
宮教組分は、760筆ほど。まだまだ足りません。
分会で提出していないところは、ぜひこれから提出してください!


今後の、脱原発行動に関する予定です。

フォーラス前宣伝 12:00~13:00
  9月24日(月)・10月22日(月)・11月26日(月)

土曜昼デモ 12:00市民の広場前集合
  10月6日・11月10日・12月15日

事故調報告を読む会
  9月24日(月)18:00~ 弁護士会館

原発センター学習会・総会
  10月27日(土) 14:00~16:00 青葉区中央市民センター
  講師 立石 雅明昭氏(新潟大学名誉教授)






2012年9月13日木曜日

古川支部 支部委員会


遅くなりましたが、9月8日の支部委員会について
報告します。
 
 
参加者35名で実数で成立しました。
1学期の総括と2学期の方針について承認してもらいました。
 
そのあとの討論では、「学校現場と県教委の意見交換会」
「いじめアンケート」「ひまわり分会訪問」「在校時間記録簿」
「組合員拡大」「夏の女性部学習会」「原水禁世界大会に参加して」
「教頭・教務の授業持ち時数」「余裕時数」など
 多岐にわたって発言がありました。


「ひまわり分会訪問」では、未組合員も参加して
退職金削減の問題で話題が沸騰したという報告でした。
「組合員拡大」で、この間毎年新しい組合員を迎え入れているので
 今年も是非迎え入れたいという意思表明や、「原水禁大会」参加者から、
 参加して本当に原爆の恐ろしさを感じた等の感想が出されました
 
 
 
た、事務所が出した「教頭・教務の授業持ち時数」の一覧票を確認した
ところ、分会の実情とあってない、という意見が続出しました。
 早急に事務所と連絡を取って、改善に向けて運動を進めたいと思います。

2012年9月11日火曜日

全教職員配布 宮城県教育新聞 秋号ができました!

今日、書記局に届きました!
今年宮教組が取り組んでいる、全教職員配布 教育新聞の秋号です!













全教職員配布ですから、文字通り、組合員でない方にも配布します。
ですから、これだけの新聞の包みが届きました。
これでも、全部写し切れていません。

今日の午後、執行委員と書記総がかりで、
2名以上の分会に発送する作業をしました。
0分会(組合員のいない学校)と1名分会には、
明日から順次支部担当執行委員が配布しに
学校に訪問します。待っていてください!

みなさん、ぜひじっくり読んでみてくださいね!

2012年9月10日月曜日

夜に2つの会議

今夜は宮教組書記局で、2つの会議がありました。
写真がありませんが、ご報告まで。

1つは、「入試制度検討委員会」。
宮城で導入される、前後期選抜の新制度。
前期の受験基準が問題になっています。
有名進学校では、なんと平均評定が4.8以上!
逆にまた、評定が示されずに「優秀な成績者」というところもあり、
教師も親も困惑しています。どんな基準で決めるのでしょう?
2学期の期末考査で3年生の評定を決定しなければならない、
と考えている学校も多いようです。
受験生をいたずらにあおるような入試制度、
ますます子どもたちを苦しめるだけ。
今日集まった中学校の先生たちと本部で
今後の対応について検討しています。
高教組とも、一緒に対策を考えていく必要があるようです。

もう1つは、この秋、宮教組が初めて取り組む、
新任1年目・2年目教員の大交流会。
楽しく飲んでしゃべって笑って、おおいに交流してもらおう
というパーティの企画です。
青年部常任委員や、新任1年目・2年目の組合員にも
実行委員会に参加してもらって、
若い人たちが気軽に参加できるように、アイディアを出してもらいました。
組合員の同伴者も1名まで無料で参加できます。
本当においしい料理も用意します。
宿泊したい人には、5,000円の補助が出ます。
若い先生方、もうすぐ招待状をお届けしますので、
ぜひ誘い合って参加してください。
組合は決して堅いことばっかりやっているわけではありませんよ(笑)

支部委員会 各支部で進む

9月7日、仙南支部・古川支部で支部委員会が開かれました。

仙南支部は、参加者25名で行われました。

 
 
 
 










地教委交渉でいくつか成果があったことが話題になりました。
余剰時数分を忙しい時期の授業カットに生かすよう提案したこと、
クーラー設置は難しいが網戸だけでもという要求が実現したこと、
指導書が全くなかった地区で来年度はなんとか1セット
購入してもらうことなど。根気強く交渉を続けることの大切さを確認しました。
 
また、エイサー講座に30人近くが集まったという報告もありました。
次回、9月28日にボーリング大会をするので、
青年部中心にたくさん参加してほしいですね。
 
 
9月8日には、中央支部で27名の参加で支部委員会が行われました。
経過報告と今後の活動方針の提案の後、
4~6人のグループに分かれて討論しました。
自己紹介しながら、学校の問題点などを話すうちに
予定の時間を半分以上使ってしまう状況で、
いかに各学校が多忙で問題だらけなのかが伺えました。
 
話題になったのは、やはり多忙のことで、
地教委からの押しつけ行事などで困っているところも多いようです。
中学校では新入試制度で親も学校も困惑していること、
被災地からはボランティアの来校対応で落ち着いて授業ができていないこと、
初任者が、「何のために学校に来ているのか・・・」と嘆いていることなどの
報告がありました。
多忙を解消するためには、仕事を減らすか人を増やすしかない、
地教委交渉や宮教組のキャラバンで訴えていこう、と確認しました。
また、この秋の運動の中心として、「行き届いた教育を求める請願署名」にも
分会で、生協店舗前署名で頑張っていこうと、意思統一しました。


*古川支部の報告は改めて。
 
 
 
 
 
 


2012年9月6日木曜日

スポーツ健康課と意見交換会

今日は11時から、「東日本大震災に係る緊急要求書」の
課ごと意見交換会の2回目、スポーツ健康課でした。



課長は参加していただけませんでしたが、
課長補佐4名の方に対応していただきました。

意見交換の主な内容は、放射能対策と防災対策です。
食材の放射線検査の具体的な対策内容を教えてもらいましたが、
市町村でも独自に対応しているところが多いということで、
希望があった市町村に対して、事前と調理後の食材について
2種類の検査をしているとのことでした。
今のところは、基準値の半分以下の結果しか出ておらず、
「不検出」の食材がほとんどということでした。

防災に関しては、各学校に配置された防災主任、
市町村に一人の防災主幹だけでは、地域ごとに有効な計画は作れない、
主幹・主任任せにならないように、と要望しました。
県としても、学安全基本指針を10月に示す、
主幹任せにしないように、あらゆる機会にお願いしている、
とのことでした。
津波の犠牲になった児童の置かれていた状況を分析するなどして、
2度と同じ悲劇が起きないように、県としてもしっかり情報を示して
学校の防災対策に生かせるように、要望してきました。

交渉では普段機会のなかったスポーツ健康課と
意見効果ができたことは、大きな意義があったと思います。


2012年9月5日水曜日

「行き届いた教育を求める請願」スタート署名

昨年度から始まった、「東日本大震災の被災地のすべての子どもたちに
ゆきとどいた教育をもとめる請願」署名が今年もスタートしました。
被災地の教育費の無償化、返す必要のない給付制奨学金制度の創設、
支援事業の延期、放射線量の測定、除染などを盛り込んだ署名になっています。

今日は街頭署名のスタートで、お昼にフォーラス前で行いました。
執行委員が全員参加したほか、事務局の「民主教育をすすめる宮城の会」や
高教組など、18名で行いました。


若い人や小さなお子さん連れの方も積極的に参加してくださり、
1時間で200筆近く集まりました。皆さんの反応はとてもよかったです。
 
今後もフォーラス前で月に1~2回行うほか、
みやぎ生協の店舗前でも何か所か実施する予定です。

また、各学校の校長先生・PTA会長さん宛にも
すでに事務局で署名の取り組みの依頼書を送っています。
昨年も、たくさんの学校やPTAに協力してもらいました。

そして、宮教組でも、今週末から各分会に署名を下します。
組合員は、1人5筆以上集め、全体で8000筆集めるのが目標です。
この秋の中心運動として、みんなで頑張っていきましょう!




2012年9月4日火曜日

東日本大震災にかかる2012緊急要求書 記者会見と意見交換会

宮教組は、7月24日に県教委に対し、
「東日本大震災にかかる2012緊急要求書」を提出しました。
交渉という形では設定してもらえませんでしたが、
各課ごとの意見交換会を設定してもらい、
今日はその1回目、義務教育課と教職員課との意見交換会をしました。

それに先立ち、15時から県政記者クラブで記者会見をしました

宮教組が6月に行った、県内の小中学校の被災状況アンケートの集約と
県内の震災の犠牲者数一覧表を資料とし、要求書について説明しました。
まだまだ被災校は復旧が十分に進まず困難な状況にあること、
犠牲になった児童の状況などが解明されず、今後の防災への教訓に
結びついていかないことを懸念していること、などを報道してほしいと伝えました。

意見交換会では、執行委員が全員参加し、
それぞれの支部の問題点や要求を訴えました。

各課の課長さんは、話をていねいに聞いてはくれましたが、
国の基準や市町村に係ることはどうすることもできない、の一点張り。
被災地特例として国や市町村に掛け合うという意識はないようです。













教職員の心のケアのためにも、医師や保健婦を学校に派遣すること、
年度途中でも事務職員だけでなく養護教諭や支援員を加配すること、
震災に係る事務的手続きを軽減する配慮をすること、
統廃合の学校での人事希望調書では、残留の意見も記入できるようにすること、
などの意見を述べてきました。

明後日は、スポーツ健康課との意見交換会です。
防災に係る件や、放射能対策などについて
意見を述べてきます!

2012年9月3日月曜日

「原発事故一年半 鎮魂ときぼうをめざす」全国交流集会in福島

9月1日・2日、福島市で全国交流集会がありました。
1日(土)は、バス4台で計画的避難区域になっている
飯館村の様子を見てきました。

飯館村に入った途端、住居や山々は美しいままなのに、
農地だけが荒れ果てていました。
人がいないことが切実に感じられました。
放射能さえなければ、ここで幸せに暮せたはずなのです。



飯館村役場で、議員の佐藤八郎さんからお話を伺いました。
福島第1原発の水素爆発直後、放射能が多量に村に降り注いでいるとは知らず、
南相馬市や双葉郡からの避難民を500人収容してしまったそうです。
その後、計画的避難区域に指定され、受け入れてしまった人々に
申し訳ない思いで悔やまれたそうです。
情報が正しく出されていなかったので、無理もないですよね。
東電・政府の事実隠し・無責任さ、人の命を蔑にする姿勢に、
再度怒りがこみ上げました。



役場は除染されていたので、放射能値は0.7μ㏜/hくらいでしたが、
結局集められた汚染物質は袋に詰められ役場の裏に置かれたまま。
ブルーシートがかけられているものは、
かなりの数値の放射線を出しているものだそうです。
手前の袋は、15μ㏜/hの数値が出ました。
現地の方は、「仮々置き場」と呼んでいるようで、
このままいつ処分されるか分からないそうです。



こちらは、村営の本屋さん。とてもきれいな建物です。
窓にこのようなメッセージがありました。
「きっといつか再オープンするぞ!!」
どんな思いでこのメッセージを作ったのでしょう。
本当に悔しかったに違いありません。


2日(日)、福島駅西口の「ホテル福島グリーンパレス」で
全国交流会が行われました。

開会・来賓あいさつの後、現地からの報告ということで、
2人の方からのお話がありました。
その一人は、飯館村村長の菅野典雄さんでした。
「までいライフ」という独自のスローライフ政策のもと、
村民を大事にした村づくりを進めて、
「日本でもっとも美しい村連合」の加盟を果たした直後の原発事故だったそうです。
1番困っていることは、「分断」が起こっていること。
家族が分断され、地域が分断され、村が分断されたしまったこと。
避難した人・しない人の間でも、分断が起こっているのだそうです。
そういう福島の現状を、とにかく見に来てほしいと訴えていました。




午後からは、シンポジウムが行われました。
4人のパネラーの方々から、4つの事故調査委員会の内容の違いや、
活断層の危険性の話、内部被ばくの状況、
原子力村内部での再運転反対運動などについて話題提供がありました。
とにかく、除染が進んでいないこと、東電の賠償が進んでいないことが問題だ、
という意見が会場からも出されました。

最後は、原発からの撤退に向けて対話・議論を進めること、
再生可能な自然エネルギーなどへの転換を進めること、
福島を忘れないように、現地福島に足を運び、支援していくことなどを
アピールとして採択して、終了しました。

私たちができることは、やはり福島の現状を
多くの人に知らせ、見てもらうこと。
宮教組でバスツアーを企画しようか、
と帰りの車中で話題になりました。
そして、女川原発が同じような事故を起こさないように、
確実に再稼働を止めること。頑張りましょう!