2014年2月15日土曜日

はたらく女性のつどい

今日15日、フォレスト仙台で、
「第24回宮城はたらく女性のつどい」が行われました。

前半は、「職場の実態報告」ということで、
教員・公務員・ソニー労組・介護士・青年・医療の分野から
一人ずつ報告をしていただきました。
宮教組からも、中央支部の中学校教師が
教員の過密長時間労働の実態が報告されました。














後半は講演で、法政大学キャリアデザイン学部教授の
児美川孝一郎さんに、「人間らしい暮らしってなぁに・・・」という演題で
データを示しながらわかりやすいお話をしていただきました。















この20年で、働き方がどんなに変わってしまったか、
正規でも非正規でも大変な若者の働く状況などについて、話されました。
データから児美川教授が計算してみると、高校入学者を100人とすると、
就業が継続しているのは約44人、誤差を踏まえても50人と
たった半分なのです。

「人間らしく暮らすために」ということで、
「職場の秩序にしたがう」風習を乗り越え、
その上の段階の社会的なルールに目を向ける、
労働法・労働者の権利を大切にして、おかしいことはおかしいと
グチを言い合える職場環境やつながり作りが大切とのこと。
だからこそ、組合が大切だとも言っていただきました。

「どう働くかはどう生きるかと結びついた価値観や思想の問題」
という言葉がとても印象的でした。
社会的ルールに目を向けるには、学校で労働法や権利について学び、
社会を変えていく主体になるように教育しなければならない、
という、私たち教員にとっても大事なアドバイスもいただきました。

雪の中を集まっていただきたみなさん、ありがとうございました!




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