2013年11月10日日曜日

みやぎ教育のつどい 震災報告・記念講演

テーマ別分科会のあと、2つの分科会から
震災に係る全体報告会が行われました。
障害をもつ方の被災状況と保育所の状況です。














津波による死亡者の中で、障害を持つ方の死亡の割合は
2倍以上になっていることや、
再開されている被災保育所の様子などが報告されました。


そのあと、作家の熊谷達也さんの記念講演でした。
震災後、書くことに迷いが出てなかなか書けなかったけれど、
やはり書かなくては、と思い直し、震災のことも徐々に
作品の中に入れてきた経緯を、作品の紹介とともにお話されました。
故郷の以前の美しい風景を再現できるのはことばだけ、と
「ことばのもつ力」を信じ、被災地の作家は震災を書くべきだ、と述べました。
会場の参加者は、熊谷さんの言葉にうなづき、共感しながら
聞き入っていました。

2013年11月9日土曜日

みやぎ教育のつどい テーマ別分科会

いよいよ、みやぎ教育のつどいがスタートしました。
1日目、まずは12のテーマ別分科会が行われています。
開会行事で提案された「討論のよびかけ」のもと、
実践報告などについて熱心な討論が行われました。

「不登校・いじめ・ひきこもり」をテーマにした分科会では、
中学校現場からの報告がありました。














「学校づくり」をテーマにした分科会では、
学生の参加もあり、震災時の様子などが報告されました。














「平和」をテーマにした分科会では、
県内在住の被爆者の方からの体験談を聞きました。
会場には、原爆パネルも展示されました。













「読書」 をテーマにした分科会では、司書の方から
現場の問題点などが報告されました。
会場には、手作り本などのたくさんの資料も展示されました。














「非行」をテーマにした分科会では、
逮捕歴のある方が、非行に走る少年たちの力になりたいと
NPO法人などで支援している実践を報告。
マスコミも取材に来ました。














他の7分科会でも、教育のもつ力に期待を込めて
いろいろな視点から討論を進めました。

この後、記念講演で作家の熊谷達也さんが登場します。

春闘キャラバン

6日から、春闘自治体キャラバンが始まりました。
1日に1~2コースを設定し、県労連から、国公から
高教組から、そして宮教組からもそれぞれ要求を伝えました。
宮教組は、子ども笑顔地教委キャラバンとほぼ同じ内容で、
労安体制やハラスメント防止要綱の策定、
多忙解消に向けての提言、35人学級実現や
学力テスト廃止に向けて国や県への働きかけの要求をしてきました。

8日は、栗原~気仙沼コースと色麻~富谷コースが実施され
色麻コースに参加しました。

色麻町では、脱原発に向けて、
町としてバイオマス燃料の取り組みをしていることや
学校にエアコン設置を進めていることなどを聞きました。
大衡村では、トヨタの進出による雇用促進状況など、
大和町では中学校の統合後の様子など、
大郷町では小学校の統合後の様子など、
富谷町では職員の給与削減をしていないことと、
市町村長会で私たちの要求と同じようなことを
国への要求として決議していることなどを聞きました。















自治体によって対応してくださった役職はまちまちでしたが、
いろいろと貴重な情報を交換することができ、
意義のあるキャラバンとなりました。
19日までかけて、県も含めて全自治体を回ります。

2013年11月7日木曜日

みやぎ教育のつどいに参加しよう②

つどい2日目の10日(日)には、教科別分科会が行われます。
16の分科会の中から、4つの分科会の個別チラシを紹介します。
また、若い先生方向けの実践講座をもつ分科会があるので
その一覧も紹介します。クリックすると大きく見られます。



















この他に、「国語教育」「作文教育」「外国語教育」
「社会科教育」「理科教育」「音楽教育(午前中のみ)」
「技術・職業・情報教育」「家庭科教育」「保健教育」
「障害児教育」「生活・総合学習と環境教育」
「能力・発達と教育」があります。

2013年11月6日水曜日

みやぎ教育のつどいに参加しよう①

いよいよ今週末、「みやぎ教育のつどい」が行われます。
場所はフォレスト仙台(青葉区柏木1丁目)です。

9日(土)は、テーマ別分科会と記念講演があります。
12の分科会の中から、5つの分科会の個別チラシを紹介します。
チラシをクリックすると、大きく見られます。
どなたでも参加できます。
ぜひ誘い合っておいでください!




















この他に、「子どもの進路と教育」
「子どもの参加・保護者・地域共同の学校づくり」
「いきづらさをかかえた子どもたち」
「子どもを真ん中に授業と教育を考える」
「語ろう障害児・障碍者問題」
「貧困・格差と子ども、若者」
「幼年教育と保育そして学校教育」の分科会があります。





2013年11月1日金曜日

青年部・女性部交渉 女性県議との懇談会

10月31日、2つの専門部交渉が行われました。

まずは、青年部交渉。忙しい中、6名の役員が参加しました。
臨時教職員の待遇改善、結婚・育児等に係る労働条件改善、
初任研・5年研・10年研の改善など、
若い教職員のために他県の状況などを伝えながら要求しました。
特に、臨時教職員の賃金頭打ちの改善は
昨年来の賃金削減反対交渉の中で、県が改善を約束していたので
この場で回答があることを期待していたのですが、
検討中である、とのことでがっかりしました。
県教育長交渉の中で回答があることを願うばかりです。














続いて、女性部交渉が行われました。
参考資料にするために、夏休み前から女性部員アンケートを実施し
その結果をグラフにして、拡大資料も用意して臨みました。
定年前に退職してしまう女性教職員数が男性の2倍になっている現状を示し、
定年まで生き生きと働き続けるために、
子どもの看護休暇を改善し、介護休暇ともども取得しやすくしてほしい、
年休の9月切り替え制にして年休を消化できるようにしてほしい、
特別支援教育の定員減やコーディネーターの担任兼務解消などなど、
切実な要求を現場教員からも訴えてもらいました。













特別休暇に関しては、他県や県職員とのバランスが大切とか、
定数や加配に関しては国の基準があるから、要望は伝えるとか、
課長からのいつもと同じ回答に辟易しましたが、粘り強く訴えました。















終了後、県議員会館に場所を移し、
女性県議5名との懇談会が行われました。
昨年に続き2回目、すべての女性議員に参加していただきました。
学校統廃合の現状と課題、過労死ラインを超える超過勤務状況、
少人数学級の必要性、多忙解消のためにできることなど、
教職員をとりまく状況を聞いていただきました。

県議のみなさんは、多忙すぎる状況にびっくりされたようで、
これからも継続して懇談会をやっていきたいと話されました。



中央支部 仙台教育事務所交渉

30日16時から、仙台教育事務所交渉が行われました。
1時間半の予定でしたが、樫村所長がていねいに応対してくれ
2時間に及ぶ交渉となりました。














今回の大きな成果は、要録のコピーの扱いです。
中学校から高校へ引き渡す要録のコピー1枚1枚に
「原本の写しに間違いない」「校長名」などの判を押し、
職印を押印していたのですが、高校からわざわざそうする必要はなく、
鑑にその旨が書いてあればいい、という連絡があったそうなのです。
では、小学校から中学校へも要録コピー引き渡しの時、
同じようにできないかと前もって事務所に問い合わせていました。
事務所は、県の義務教育課にも確認を取り、OKとの回答でした。
参加していた6年担任の執行委員からは拍手が起こりました。
多忙解消のために1歩大きな前進でした。
今後、校長会などでも周知徹底をしてほしいと要求しました。

他には、毎回話題にしている教頭・主幹教諭などの授業分担について
事務所としてもアクションを具体的に起こしていること、
指導主事訪問の指導案2ページ程度について前向きに検討すること、
要録の電子化については情報を集めて広めていくこと、など
多忙解消のために一緒に取り組めることをやっていこうという
姿勢を示してもらいました。