2014年1月31日金曜日

入試110番&長時間労働解消に向けての請願 記者レク

今日31日は、2本の記者レクをしました。

まずは、高校入試前期・後期選抜の直後に開設する
「入試110番」について、宮教組・高教組で行いました。














昨年始まった新入試制度。
前期選抜で5000人の生徒が落とされました。
ご家族から、「子どもが死にたい、と言って泣いている。」など、
深刻な相談が寄せられました。
今年も、金銭面も含め、入試にかかわる相談を受け付けます。
その宣伝をお願いしたい、というレクチャーでした。



2本目は、宮教組からのレクチャーで、
「小中学校教職員の長時間労働解消に向けての請願」について。

文科省からの通達で、管理職は教職員の勤務時間把握を
行うことになっているにもかかわらず、
未だに実施していない自治体もあります。
宮教組の取り組みで、ようやく実施するところが増えましたが、
ただ報告させるだけで、異常な超過勤務の解消に
取り組む地教委はあまりありません。

開示請求などで得た情報で、民間と比べて
あまりにも野放しになっている超過勤務の実態をつかみました。
小学校で、平均朝6時半に学校を開錠し夜8時20分に施錠、
中学校では6時20分に開錠、夜9時に施錠、
中には、翌朝4時に施錠、という学校さえもありました!
長期休業中もあまり変わりがない、という状況です。


学力を上げろ、体力をつけろ、志教育をしろ、
いじめ対策計画を立てろ、とつぎつぎ要求される教職員。
余裕もなく授業の準備も十分できない状況の改善もなく、
バーンアウトになっている、病休に追い込まれている
教員もたくさんいます。

何とかこの異常を解消するために、県労働委員会、
県労働局、仙台労基署、県・仙台市人事委員会、
市町村長、仙台弁護士会、地教委などに請願を出す予定です。
宮教組は、勤務時間内に収まらない業務量の解消、
教職員数が絶対的に不足している現状の解消が必要だと考えていますが、
何よりも、労働時間に対する法的規制が全く働いていない、
という問題を何とかしたいということで、
労働関係団体に請願することになったのです。
その経緯と、異常な実態について、委員長が報告しました。













また、宮教組の顧問弁護士である青木弁護士から、
実態を知って驚いたこと、この異常な状態を解消せずに
いろいろな教育施策を実施することの矛盾が指摘されました。













教職員の置かれたこの異常な労働時間の現実を
広く県民のみなさんに知らせてほしいと、記者に訴え、
1時間に及んだレクチャーを終えました。

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