2012年10月23日火曜日

県教委と人事交渉

今日は県庁で、人事交渉がありました。
現場では、すでに異動調書についての説明があったので、
本来はもっと早く設定してほしかったのですが、
県の返答が遅く、こんな時期になってしまいました。

冒頭で委員長は、「昨年の震災後の人事強行について、
組合は今でも許せないという思いがある。
県は人事の強行がどうだったかの検証をすべき。」
ということも含めてあいさつしました。

今回の重点は、「異動は本人の合意と納得を前提とすること」
「被災地への初任者の配置はしない、特に一人職種」
「統合に係る異動では、希望を最大限尊重すること」
「パワハラ問題では、実効性のある防止要綱にする指導を」
「定数内講師を減らし臨時教職員を正式採用すること」
「問題のある管理職の任用をやめること」
などでした。

管理監は、「異動については個人の諸事情は十分勘案する。
しかし、100%対応することは約束できない。」と
毎回の決まりきった回答でした。

学校統合に関しては、来年度15校も予定されている
石巻支部の渡辺支部長が、
「人事強行後、3.11当日のことを知らない教職員が
増えた状態で心のケアも十分できないし、
統合に向けて地域も学校もない状態で、
新しく赴任した先生は大変な苦労を強いられるだろう。」
と訴えました。


また、「異動調書を書く上で、統合の場合は、
一旦全員が『異動希望』、と書くように言われている。
残留の意向を書く欄がない。」と指摘しました。
「個人の希望や事情を書く欄を活用してほしい。」
との返答でしたが、それが現場には伝わらないので、
文書などで現場まで通知してほしいと要求しました。
県は、事務所を通して知らせることを約束しました。

来年統合が決まっている現場の皆さん。
残留したい場合は、個人の希望の欄に、はっきり「残留したい」
と意向を書きましょう! もちろん、被災地の学校だけでなく、
栗原支部などの統合予定の学校でも同様です。
もし、校長からそういう許可が出ない場合は、
すぐ組合にご連絡ください!




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